任地14日目ーアンケートをしてみたー
本日で14日目。早い。
そして本日は初めてがっつりとした職員会議。
子どもたちは11時に下校。その代わり明日は早く授業が始まる。
職員会議で、2つのことを提案した(というか、校長先生がしてくれた)
一つ目。私がそれぞれのクラスに3日ずつ入り、授業補佐をしながらアドバイスをするということ。
二つ目。私が行うタジェールをさらによくするため、まやがアンケートを取りたいと言っていること。
今日、アンケートを配布して、まあ回収できるのは早くて明日かなと思っていたら、なんとみんなその場でしてくれた。
しかも、とても熱心に書いてくださった。
家に帰って集計していると、自分が感じる配属先の課題と、先生方が困っている点はあながちずれていないことが判明した。
私がどんなアンケートにしたか、アンケートで工夫したこと、そして先生方の困っているところを少し紹介したい。
というのも、これからアンケートしたいなと思っている隊員もいると思うからだ。
では、書いていく。
アンケートで工夫したところ
①質問数は厳選し、少なめに
自分たちで考えるとそうだが、時間外にアンケートってとても面倒(笑)
本当なら答えたくないと思うこともある。
そんな中で聞きたいことを入れ、かつ少なくすることでしてくれると思い、そうした。
②まずは感謝を伝える
文頭から質問事項はどうも嫌な感じがする。なぜアンケートを取るのか、そしてアンケートを答えていただけませんか?という思い、そしていつもありがとうの気持ちを文頭に入れた。
③自分は一教員であることを訴える
前記事でもあったように、
私は配属先で最年少。まだ5年目のペーペーの教員である。
そんな外国人がいきなり入ってきて「教えるよ!」なんておかしい。
「私も日本でたくさん困ったことがあるし、これからも困ると思う。日本に帰ってからここで学んだことを生かしたいんだ。」という気持ちを文頭にこめた。
伝わったかどうかはわからないが(笑)
④それぞれ質問に自分の回答も吹き出しで付けた
いきなりアンケートで、「苦手な分野はなんですか?」「子どもたちのことで困ってることありますか?」と聞かれて、きっと答えにくいと思う。
20年以上している教員が多い配属先で、プライドもある先生が多いであろう。
そのために、「私は●●なことで困っていました」「分数を教えるのが自分自身苦手です」といったような吹き出しをそれぞれにつけた。それがある方が、「そうそう、私も苦手なのよね。」って言いやすいかなと思って。
ボリビアのとある学校で調べた結果をまとめてみる
小学校教育の職種であれば、どんなことに困っているのか知りたい人もいるはず。
また、アンケートはしたくない!と言われる配属先もあるかもしれない。
少しでもこの結果がどこかの国の、どこかの地域の小学校教育隊員に届けばと思う。
<どんなことに困っているか>
集中力が続かない
興味のある遊びへ走ってしまう
持ち物が揃わない
ルールが浸透しない など
<算数での得意分野>
計算が圧倒的に多かった
<算数での苦手分野・一緒にタジェールで考えたいこと>
分数・小数
グラフ
九九・掛け算
図形
長さ
学級経営
算数の技術をシェアしたい
<結果を見ていて思ったこと>
ボリビアだからという結果ではない。これは日本の先生でも同じだなと思うことがほとんど。他にも子どもたちの好きなところ聞いたのだが、やはりそれも一緒。
でも、はっきりしていることは、やはり計算は先生自身得意であること。
ボリビアは計算計算計算・・・と言った感じの授業が多い。
そういう授業を受けてきたからこそ、得意なのであろう。
また、自分が課題だなと思っていたところはあながちずれてはいなかったし、先生たちはその課題に対して向き合っているんだと感じた。「まあ、こんなもんか」って思ってないことが嬉しい。課題に対してしっかり向き合っているからこそ、こうやって自分たちの課題をアンケートに書けたのだと思う。
来週、カウンターパートと校長先生とでこの結果をシェアして、これからのタジェールや計画にしっかりと役立てたい。
すごくいい日だった。
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