任地105日目ー前任者のCPの学校でタジェールー
この話は昨日の話。
昨日は夜、前任者の元カウンターパートが今校長として働いている学校でタジェールをさせてもらった。
元カウンターパートとは家がとても近くて、会うのはこれで3度目。
まさかこんな簡単にタジェールをさせてもらえるだなんて思ってなかった。
それだけ前任者の活動が素敵だったのだろう。
この学校の先生とはまったく面識がない。ということでかなり緊張した。
テーマは「日本の教育の紹介」と「聴く指導」。
学校には夜にも関わらず20人ほどの人が集まった。
その中には小さな赤ちゃんを連れて来ている先生も。
途中で子どもをあやしながら、とても熱心に聞いてくださったし、休み時間や終わった後にたくさん質問をしてくださった。
初めて会うということもあり、まずは何をしようかと考えた・・・。
そこでやったのはこれ(笑)
「ボリビアで好きな食べ物!」(笑)
私はチキンが大好きだし、でもまだ食べたことない食べ物もあるから教えてくださいー!!って(笑)
これ、かなりもりあがった。(笑)
「ボリビアのごはんはすべておいしい!!」という結論に至った(笑)
その後、日本の学校の一日を紹介。
そうじや給食、そして45分授業ということについてかなり興味を持っていた。
また、教師に必要な能力について話をした。
(これ、毎回のタジェールでやってる。授業力・学級経営力、どちらも大事だよってことを自転車の車輪に見立てて話すもの。前のタジェール記事に載ってます。)
その力をつけていくために日本では校内研修や、長期休暇のときの研修についても話をした。
いろいろ聞いてみると、ボリビアでも研修はあるものの、最大で200ボリ(約4000円)を自腹で払うらしい。こっちの先生にしたらかなりの大金。無料で研修というのは無理らしい。
その後休憩をしたあと、算数の授業で使えるゲームを一つ紹介した。
1年生でよくやった「足し算じゃんけん」。
0から10までの好きな数字を手で出して、お互いの数を足して早く答えを言えた方が勝ちという単純なゲーム。
これ、すごい盛り上がった。
「まや、4ポイントゲット!!!」と言ってきたときは笑った(笑)
この笑顔。もうこの笑顔を見ただけで私は幸せ。
その後、「聴く指導」について。
「なんで子どもたちって話を聞けないのかな?」という質問に対しては、配属先とは違った意見が出て面白かった。
とにかく毎回言いたいことは、「子どもたちは聞きたくないわけじゃない。年齢に応じて集中して聞ける時間が限られている。それは仕方がないことだから、いかにして私たち教員がいろいろな技を持って聞かせられるかが大切だよね。」ということ。
もちろん自分ができていないことも言った。
「だからこそみんなで考えましょう。子どもたちはそれぞれ特徴が違うから、『これが正解』というものはない。答えがないからこそみんなで考えましょう。」と言った。
最後まですごく考えてくださった先生たちに感謝。
社交辞令かもしれないけれど、「またタジェールに参加したいですか?」という質問に、全員がイエスと答えてくださった。
また、タジェール後に「午後から来てくれ。」「中学校や教員養成校でもやってくれ。」と言っていただけた。
「タジェール一回でお金はいくら必要だ?」とも言われた。(笑)
「いえ、必要ありません。こうやってみなさんと一緒に考えられること、みなさんにタジェールができること、それが今の私にとって素敵な経験なんです。」と答えた。
ようやくソーラン隊員から本職の小学校教育隊員の活動ができてきた。
学校も12月初めで終わり。
それまで頑張るぞ!
次は来週の配属先でのタジェール!!
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