ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

私のタジェール開催までの持ってき方

 

 

明日から会議が始まる。昨日と今日はタジェールについて考えていた。

パワポ作成にも取り掛かったが、このタジェールはできるかどうかはまだ未定(笑)

でも時間もあるし作ってみている。自分のこれまでの考えのまとめにもなると思って。

 

たまーに同期や、これから隊員になる人に質問されるのが、

「どうやって、こんなタジェールにしようって決めてるの?」

という質問。

 

たしかに現場を見ていると、

「あらら・・・なんだこれは・・・」と思うことがあるものの、先生たちはまったくそれを問題視していない(笑)

その大事な方よりも、「〇〇の教え方を教えてくれ」みたいなことを言われることも・・・。

 

でも!その問題視していないところをやりたいわけです私たちは(笑)

ということで、私がいつもどうやってタジェールを決めているのかということをメモしておこうと思う。

 

おそらく今、「タジェールしたいのにできない」とか、

「これから隊員になるんだけれど、どうやってやっていけばいいんだろう」という人が絶対にいる。

そんな人たちと意見交換をしたいので、ここに記録しておく。

ぜひ、意見交換をしましょう。私も悩んでいます。

 

 

タジェール開催までの流れ・・・

まず、授業を参観する。その時に「これ、やってみてもいいかもなあ」と思うタジェールをリスト化していく。

汚い字で申し訳ないが載せてみる。

(最近、日本語を書くという機会がないため、どんどん字が下手になっている)

今、ざっと数えて8月から60個のタジェールを考えていたようだ。

開催できたのは、まだ3つ?4つ?・・・。つらい。

 

授業参観後や休み時間などに先生たちと話をする。

まずは他愛無い話からのスタート。いきなり教育的な話はNG。

とにかく娘さんの話やお孫さんの話、サッカーチームの話やチキンの話、旅行に行ってきた写真などを見せながらパンを食べる。

パンをもらうということもうちの配属先では大事なことで。

「いらない」と言うと、すごく悲しい顔をされてしまう。だから朝ごはんは軽めに行く(笑)

 

そうこうしていると、授業中の子どもの悩みとかがでてくる。

「子どもたちが話聞けないのよね」とか

「子どもがノート書かないのよね」とか言ってくることが多い。

 

そのような情報が得られたらラッキー。速攻で校長室へ向かう。

 

校長室へ向かうと、まずはサッカーチームや休日の話。

そして、本題へ。

 

私「さて、今月のタジェールですが・・・」

校長「あ、そうだったなあ。今月はどうしよう?」

(ちなみに毎月タジェールをしようということになっている。たまに向こうから「そろそろタジェールだぞ!」と言ってくれる。)

私「さっき、先生たちがこうこう言っていて・・・。たしかに私もそこは改善するとさらによくなると思うのですが・・・。」

 

はい。この赤いところが大事ポイント。

大事なのは「先生たちの悪口を言わない」ということ。

「あの教え方はおかしい」と言ってしまうと、どこかで聞いていた人がその人に伝えるかもしれない。

校長室の壁は薄い。出たところにはすぐ秘書軍団が座っている。

もし誰かが「まやがあぁ言ってたよ」とか言われたらおしまいである。

「あの教え方はおかしい」と言ってしまうと、日本の教育が一番だと思っているように思われる。

ボリビアにもいいなと思う教え方がたくさんある。自分は日本で教育を受けてきただけである。それが一番なんてそんなのありえない。

 

大事なのは「先生たちが悩んでましたよー」からなるべくスタートすること。

そして、「そこをよくしたらもっといいんだけどなあ」という話し方をすること。

 

すると、

校長「よし、じゃあ今回はそれでいくか!」

となる。

たまに「こういうのしてほしい」というお願いが来ることもある。

 

もちろんカウンターパートへのフォローを忘れず。

 

私「さっき、校長と次のタジェールについて話をしてきました。授業中だったので、一緒にできなくてすみません。」

カウンターパート「いいよいいよ。で、テーマはなに?」

私「〇〇でいこうかなと・・・。」

 

こんな感じでタジェールを進めていく。

タジェールをする前には、校長とカウンターパートに一連の流れを見てもらう。

この考えがボリビアに合わないということもあるし、ボリビアの教育法ではそぐわないことも出てくるからだ。

 

配属先でのタジェールで自らやりたいと言ってやったのは、課題分析のみ。

それ以外はアンケートだったり、他愛無い話からの情報でやってきた。

 

大事なのは「ジブンゴトとしてとらえてもらうこと」

タジェールに来た時にはお客さんではない。一参加者として参加してもらう。

だから考える時間や振り返る時間を必ずとっている。

 

 

し  か  し !!!

 

他愛無い話から出てこないこともあるであろう。

運よく私はこれまでそれで乗り越えてきたのだが、そんな話もない・・・という配属先もあると思う。

じゃあ、その人たちはどうやって乗り越えてきているのか!!

 

 

是非教えてください!!!!!!!

ちなみに明日はタジェールのお願いをしに行きます!!どきどき。

ここまで作ったのにダメって言われたら終わる(笑)

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