訓練が終わって1年。今、思うこと。
昨日、同期が家に来て、話していた思ったこと。
そう、訓練が終わって早1年が経ったということ。
このときから1年経ったのかと思うとびっくりする。
この1年はあっという間・・・という気分もあるし、長かったなあ・・・という気分もある。まあこれはまた書こうと思う。
70日の訓練ではいろんなことを学んだ。
200時間以上もある語学学習、安全管理、衛生管理、異文化について、活動計画、任国事情について・・・。
いろいろ考えると、こっちで活かされていることは何だろうと思う。
言い方に語弊があるかもしれないから、補足しておくが、訓練が意味のないものだったということではない。むしろ、新しいことをたくさん学ばせていただいた。
そうではなく、
任国での活動は、
自分の想像をはるかに超えるものが待っているということ。
訓練所では異文化体験をしてみたり、こんな問題が起こりそうということを考える時間が設けられている。
でも、そんなものをはるかに超えるものが待ち受けている(笑)
もちろん嬉しいこともあるが、実際、それよりも苦労すること、心を痛めることもある。
活動3か月目にして訪れた異文化ショック。
活動6か月目にして感じた任国ラバー(笑)
そして活動9か月目にして人生で最も精神的につらかった時期。
3か月目の自分は想像できていたが、そっからの自分はまったく想像をしていない自分だった。一言では言い表せられない、いろんな葛藤があった。
もともと、教員という仕事をしてきたから、柔軟性はある方だと思っていたが、外国で何かするには、さらなる柔軟性が必要だということを今、身をもって感じている。
そして、努力は裏切らないということ。
もちろん裏切られる。あっさりと裏切られる(笑)
でも、ちゃんとそこを見てくれる配属先の人がいて、「どうしても伝えたいんだ」という気もちを持っていれば、必ず通じる人はいるということ。
訓練所や日本にいたときとはまた違う努力を、こっちではしている気がする。
また、もう一つ言えることは、私たちは草の根外交官なんだということ。
これは訓練所でも言われること。
もちろん、ある程度の技術を持った人たちが青年海外協力隊員として活動する。
でも、「配属先を変えてやるんだ!」ということはかなり難しい。本当に変えるのであれば、もっと力のある専門家が必要である。
JICAのHPでも、
私たちは、日本と開発途上国の人々をむすぶ架け橋として、互いの知識や経験を活かした協力をすすめ、平和で豊かな世界の実現をめざします。
と書かれている。毎日、自分が日本人であることを忘れちゃいけないと思いながら過ごしている。ボリビアの人に
「日本の人が来て、その人はいつも元気で笑顔で、その人がいてここがぱっと明るくなって、いい思い出だなあ。また、日本人に会いたいなあ。」
と思ってもらいたいと思う。
そしてできれば、「まやが言ってたこと、またやってみようかなあ。」と思ってもらいたい。
初めのころは、「こういうことをしたい!」とかものすごく頭でっかちになっていて、先生たちにはかなり厳しいことをしようとしていた。でも、そうじゃない方法で・・・ということをやっと考えられるようになった。
今訓練中の訓練生、またはこれから訓練を迎える人たちは、「何が必要なんだろう」「どんなことをしよう」などなど、いろいろなことを考えると思う。
でも、それよりも残り少ない日本生活を楽しんで、そして、「何が起こっても楽しめるような精神」を養うことを頑張ってほしいと思う(笑)
養えなくても、「派遣されて活動していれば、いずれ養えるものだ」と少しポジティブに考えることも大事。
また、今活動3か月目や半年目を迎えて、ものすごく辛い時期を過ごしている隊員もいると思う。
でも、1年経って思うし、もうすぐ帰国される先輩を見て思う。
きっとそれを乗り越えた先に一筋の光が見えてくると。
今、ようやくいろんなことを楽しめる気持ちになってきた。
残りの任期、自分らしく、あせらず。
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