ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

すべての子どもに学力を

 

 

今日、ある先生が、「今、子どもたちに教えるのに自信がなくて、まやとは一緒に活動できない」と言ってきた。私は正直に言ってもらえてうれしかった。

先生がどう感じているかもわからなかったし、それでも私はとことん「参加してください!」と話しかけていくべきなのか悩んでいたから。

子どもたちが元気すぎて、うまくクラスをまとめられないときは、担任はかなり辛い思いをする。「あぁ、なんでできないんだろう」と他人と比較ばかりしてしまう。他の先生のアドバイスを聞けばよくなるかもしれないじゃん!と思う人もいるかもしれないけれど、まずは、先生がそういう状況になっていなかったら意味がない。

だから私は、「正直に言ってくれてありがとう。うれしいよ。でも、もし時間があれば、タジェールに来てね。そして一緒に話しましょう。」とだけ伝えた。

これが今、私ができることだと思った。

 

 

https://www.instagram.com/p/BvmlMTMHDz4/

さてさて、本日のタイトルへいきましょう。

これからお話することは、もしかしたら自分自身、間違っているかもしれないし、読者の方とは違う意見かもしれません。

「まやはこう考えているんだな!」という感覚で読んでいただけると幸いです。

 

 

「すべての子どもに学力を」

 

これは、青年海外協力隊をめざそうと思ったときにまず思ったこと。

日本の子どもだけではなく、途上国の子どもたちにもそうなってほしいと。

そういうわけで、ここ、ボリビアへ来た。

この思いは8年前も、今も変わらない。

 

 

では、「学力」とはなんなのか?

 

日本では学力調査もある。市内でも同様の学力調査がある。

もちろん、読み書き計算は大人になって、職を手にするためには必要な物である。

もちろん、発達障がいの子どもたちと関わっていた大学時代も、自分も担任をしていたときも、これは必ず身に着くようにとやってきた。

 

でも、果たしてそれだけが学力と言えるのだろうか?

 

 

日本でも同じようなことを考えてきたが、ボリビアへ来て、その疑問はさらに明確になった。

計算ができたら学力がついたのではない。

言われた通りの文字が書けたら、学力がついたのではない。

それだけではないと

 

 

では、なんなのか。

 

自分の考えとしては、

思考する力、判断する力、そして決断する力だと思う。

 

大きくなっていくときに、将来どうなりたいか、どうありたいかを考える。

そんなときに、未来を見据えて、

自分のしたいことを考え、

それに向かうにはどうしたらいいのかを考える。

 

また、目の前で何か出来事が起こっているとき。

それは果たして正しいことなのか、それともおかしいことなのか。

 

これこそが大人になるのに身についていてほしい力。

 

もちろん、そのためには読み書き計算もできていないといけない。

でも、こういう力を身に付けるのも子どもの間に必要なこと。

そのような力をつけるのに、おそらく日本の先生たちは学級経営で、授業で、いろんなことを工夫している。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/ButusP4Hu5w/

 

これが、2019年4月10日の私の考えていること。

 

ボリビアへ来て、いろんなことを考えるようになった。

 

ボリビアの先生たちにどこまで伝えるか、難しいけれど、自分の思いを伝えられるようになりたい。

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