ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地237日目ー2年生と4年生への授業ー

 

 

今日も2クラス連続授業。

まずは2年生。

テーマ的には「位の意味をしること」。

位の名前は知っていても、それが一体何なのかが理解できていない子が多い。

先生たちも困っていたから、この授業をしてみた。

まずは、

「数字には見えないお部屋があるよー」という話で、位の列車を使って学習。

 

こんな感じでみんなでお勉強。

 

ノートを書くときには、

「一緒に書こうね」と言いながら、自分も書く文字を言いながら書く。

そうするとだいたいの子がついてこれた!!

 

子どもに書かせるのも集中する一つの方法。だってみんな書きたいから(笑)

「静かに!」と言うより、自分が静かにしてこうやっている方が静かになる気がする。

 

これも子どもたちが書いた。

やっぱり黒板に書けるって嬉しい。結構ボリビアでは前に出させて、こういうことするのって見たことない。

 

本日の板書。(恥ずかしいからあまり見ないで(笑))

つねに左端には、学習のルール(絵付き)と、やることをリスト化している。これも子どもたちが集中できるように、ルールを守れるように。

 

こうやって、

前に出たい子が多い。何かしらの理由をつけてやってくる(笑)

私は基本的には話を聞いてあげない。基本的には席で手を上げさせる。でもこれも子どもによる。・・・この子は歩いた方が気がすむような子か?ということを判断する。そういう子は授業でも前に出さて発表させることもある。

 

2年生の先生は、この授業をとても気に入ってくれた。

気に入ってもらわないと、使ってもらえない。

気に入ってもらわないと、次先生が私と考えた授業をしてくれないかもしれない。

かなりシビアな世界だ(笑)毎日が教育実習、毎日が研究授業的な気分(笑)

飛び入り授業って怖い(笑)

 

 

お次は4年生。

前の4年生と同様に三角形の学習。

この7つを角の大きさに注目して、3つのグループに分けるという学習だが、

最近実際に授業をしてみて思うが、子どもたちの既習事項がかなり抜けているし、考えてすぐあきらめる傾向があるということを実感。すぐ、「先生、わかんない!」と叫びだす(笑)

だから、今回は注目する角度を指定した。

そして、もし「わかんない!」と言って来たらどんな声かけをするのかもかなり練った。

 

・・・それでもうまくいかなかった。

とにかくしゃべりまくる。キャーキャー騒ぐ。

やっぱり飛び入りは難しいし、私が先生じゃないと思っている子も多い。ただの遊んでくれるお姉さん的な感じ。だから、少し叱った部分もあった。(ビデオにそれが録画されていた・・・恥ずかしい。)

叱ったときには、「なぜ今私がまず考えてごらんと言ったか」というのも説明したが...それも聞いてない子いた。日本語ならもっと話せるのに...と思うが、語学のせいにしてはいけない。もっと考える雰囲気にしなかった私のせいだ。

 

やっぱり、ボリビアでは「算数=計算」みたいなところが多い。そうじゃない。計算も大事だけれど、「じっくりなぜそうなのかを考えること」も大切。

 

板書はこんな感じ。

空白の部分に、はじめにこの水色の三角形を掲示していた。

 

 

さてさて、明日から私の授業を参観した先生たちの授業が始まる。

ちゃんと指導案と板書計画持ってきてくれた!!!!涙

(しかもこれなんて、まだまだ先の授業なのに!!!涙)

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