任地119日目ーたとえ0.1ミリであったとしてもー
今週はなんだか体調がすぐれなかった。
別に熱もないんだが・・・って感じ。
お父さんのような校長先生をこれ以上心配させてはいけないから、活動後はかなりゆっくりとした時間をすごしている。
たしかに4月からのことを考えると、
慣れない訓練が70日続き、その後休む暇もなく表敬訪問などを済ませ出国。
ボリビアへ来てから慣れない高地に順応しながらの生活、活動開始。
もう明後日(ボリビア時間)には12月。年末じゃん。
そりゃ疲れてるか(笑)
今年は紅白も観れないし、ジャニーズのカウントダウンも観れない。
そして日本よりも13時間後に年明け。なんだか変な気分だ。
さてさて。本日は活動についてぼそっと言ってみる。
今日は8月の初めに見に行って、その後行けていなかったクラスへ。
ここの先生は、前任者ともすごく活動をしていた先生。
授業を始める前に黒板にこの絵を描き始めた。
これは、「聴く指導」のタジェールで伝えたもの。
今日だけやっているのではなく、子どもたちはちゃんとその絵の理由もわかっていた。
そして算数の授業が始まると、この板書。
あれ、この先生、「黒板の使い方」のタジェール参加してなかったのに・・・。
なんでだろう・・・。でも、前の板書はこんなんじゃなかった。
子どもが発表するときの先生の立ち位置。
ボリビアの先生でこの立ち位置はほとんど見たことがなかった。
後ろから見守る先生の表情はあたたかった。
この先生は前から板書がきれいなんだが、本日も分かりやすい板書だった。
小数が入ったわり算のひっ算って難しい。先生も一瞬困ってた。
言おうか悩んだけれど、子どもたちが言い始めたから、もう何も言わなかった。
今日見て思ったこと。
というか、この前から感じていること。
活動とは何か
協力隊活動とは何か
技術移転とは何か
初めの2か月くらいはかなり意気込みすぎてた。
でも、私と活動したくない人がいることが分かって、
タジェールにも全員は来ないことも分かってきて、
「自分の存在意義って何だろう」って思う日々が続いてた。
まわりには元気に見せていたけれど、そんな毎日元気なわけもなく(笑)
また聞きで「まやとはしたくない」って言ってる人がいると聞いたときは、まじで泣いた(笑)
でも、ここ最近、ほんの少しだけど何かが動いてるなと思う。
この前の板書のこともそうだし、今日のこともそう。
これも「聴く指導」のタジェール後に、先生のアイデアで作られたもの。
(詳しくはインスタで)
ボリビアの教育を変えたいんなら専門家を呼べば早い。
そうではなくて、私たちが派遣されている理由。
それは、ともに時間を過ごしていく中で関係ができていって、
「あーこいつの話なら聞いてみよっかな。」って言う人が増えていって、
たとえ0.1ミリであったとしても何かが変わる。
それの積み重ねが私たちの活動なんだろうなと。
目には見えないことからやっていく活動。
他から見たらなんにも変わっていないかもしれない。
数値にも表れにくいかもしれない。
でも、確実に何かが動いてきているのは、わかる。
あせらず、ゆっくりと。
種をまき、水を欠かさずやり続ける。
これは子どもたちへの関わり方も同じ。
いろいろあっても、私はこういう地道なことが好きなんだろうなー。
どんなところでも生えていける雑草のように、
負けじと頑張るぞー!!!
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