ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地119日目ーたとえ0.1ミリであったとしてもー

 

 

今週はなんだか体調がすぐれなかった。

別に熱もないんだが・・・って感じ。

お父さんのような校長先生をこれ以上心配させてはいけないから、活動後はかなりゆっくりとした時間をすごしている。

 

たしかに4月からのことを考えると、

慣れない訓練が70日続き、その後休む暇もなく表敬訪問などを済ませ出国。

ボリビアへ来てから慣れない高地に順応しながらの生活、活動開始。

もう明後日(ボリビア時間)には12月。年末じゃん。

そりゃ疲れてるか(笑)

今年は紅白も観れないし、ジャニーズのカウントダウンも観れない。

そして日本よりも13時間後に年明け。なんだか変な気分だ。

 

 

さてさて。本日は活動についてぼそっと言ってみる。

 

 

今日は8月の初めに見に行って、その後行けていなかったクラスへ。

ここの先生は、前任者ともすごく活動をしていた先生。

授業を始める前に黒板にこの絵を描き始めた。

これは、「聴く指導」のタジェールで伝えたもの。

今日だけやっているのではなく、子どもたちはちゃんとその絵の理由もわかっていた。

 

そして算数の授業が始まると、この板書。

あれ、この先生、「黒板の使い方」のタジェール参加してなかったのに・・・。

なんでだろう・・・。でも、前の板書はこんなんじゃなかった。

 

 

子どもが発表するときの先生の立ち位置。

ボリビアの先生でこの立ち位置はほとんど見たことがなかった。

後ろから見守る先生の表情はあたたかった。

 

 

この先生は前から板書がきれいなんだが、本日も分かりやすい板書だった。

小数が入ったわり算のひっ算って難しい。先生も一瞬困ってた。

言おうか悩んだけれど、子どもたちが言い始めたから、もう何も言わなかった。

 

今日見て思ったこと。

というか、この前から感じていること。

 

活動とは何か

協力隊活動とは何か

技術移転とは何か

 

初めの2か月くらいはかなり意気込みすぎてた。

でも、私と活動したくない人がいることが分かって、

タジェールにも全員は来ないことも分かってきて、

「自分の存在意義って何だろう」って思う日々が続いてた。

まわりには元気に見せていたけれど、そんな毎日元気なわけもなく(笑)

また聞きで「まやとはしたくない」って言ってる人がいると聞いたときは、まじで泣いた(笑)

 

でも、ここ最近、ほんの少しだけど何かが動いてるなと思う。

この前の板書のこともそうだし、今日のこともそう。

これも「聴く指導」のタジェール後に、先生のアイデアで作られたもの。

(詳しくはインスタで)

 

ボリビアの教育を変えたいんなら専門家を呼べば早い。

そうではなくて、私たちが派遣されている理由。

それは、ともに時間を過ごしていく中で関係ができていって、

「あーこいつの話なら聞いてみよっかな。」って言う人が増えていって、

たとえ0.1ミリであったとしても何かが変わる。

それの積み重ねが私たちの活動なんだろうなと。

 

目には見えないことからやっていく活動。

他から見たらなんにも変わっていないかもしれない。

数値にも表れにくいかもしれない。

でも、確実に何かが動いてきているのは、わかる。

 

あせらず、ゆっくりと。

種をまき、水を欠かさずやり続ける。

 

これは子どもたちへの関わり方も同じ。

 

いろいろあっても、私はこういう地道なことが好きなんだろうなー。

どんなところでも生えていける雑草のように、

負けじと頑張るぞー!!!

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