ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

11月の記録を書いてみるー活動4か月目ー

 

 

もうこの記録も4回目。

なんだこの時間が過ぎるはやさは。

ちょっとした活動ネガティブな期間も少し脱出できた感じがする。

今月は隊員総会などで1週間いなかったこともあったが、まあまあ充実した1か月だったんじゃないかなと。

しかし、ちょっとした悲しいこともあった。まあでも全員が私のことをいいと思うわけないんだから。同期に相談してもそのようなアドバイスをもらったから、そういう気持ちで過ごしていこうと思っている次第。

 

ではいこう。

 

11月はこう頑張ろうと思ってました

今後の算数のタジェールに向け、教材・授業案を考えていく

先生たちとの関係ができてきたから、少しずつアドバイスを始める

活動計画表の作成(というか案)

 

今月は研究授業もあるということもあり、アドバイスを始めようと決意。

あっちから聞いてきてくれている先生もいたけれど、そんな人ばっかりではない。

どうアドバイスをしていこうか、どういう切り口で話そうかを毎日考えていた。

でも言えたのはほんの少し。まあ、そんな初っ端からいろんなこと言いすぎたら、先生たちのプライドがずたずたになってしまう。

また、今月もやはり算数のタジェールはできなかった。

というか、それよりも基礎的なことが大切だと思い、あえてしなかった。

でも先生たちは私が算数の教員として来ていると思っていることは確かで・・・。

まあ、算数は来年度からにしよう。

 

 

主な活動記録

①研究授業での参観・アドバイス

今月のメインはこれ。

各学年1人ずつ研究授業を行った。

と言っても、4年生と5年生はしなかった。

これにはかなりショックを受けたが、もう仕方がない。

「前任者は全員の先生とはしてなかったじゃん」って言われたら、確かにそうだから、何も言えない。

での私は全員としていきたいんだよということを校長と一緒に言っていくしかない。 

研究授業後の事後検討は15分。子どもたちを教室に残したままだから、そんなに長くは取れない。

ということでこういうものを渡した。

 

これは先生へ渡す手紙と、子どもたち全員に向けて書いた手紙。

これは私の日本の配属先の校長先生がやっていたものをアレンジ。

先生の素敵な所と、「こういうところはこうしたらもっとよくなるかも!」ということを書き、子どもたち向けのには、素敵な所だけを書いた。

これは結構先生から反響があった。研究授業という嫌なこと(笑)をした後にもらえる手紙は嬉しかったようだ。

 

また、実際、この研究授業を見て、

この先生たちはかなり協力してもらえそうだなということや、

この先生は重点的に一緒にやっていった方がいいかなとかいうことが見えてきた。

 

校長は来年度は年に2回、全員が研究授業をするという計画を立てている。

それには私も賛成。

 

 

②「黒板の使い方」に重きを置いた授業を先生に見せた

研究授業の前に「日本では黒板をどう使うんだ?」と聞かれた。

説明をすると、「分からないからやってくれ」と言われた。

ということで角の大きさの導入授業でさせてもらった。

ボリビアで初、子どもたちへ向けての授業開催。

ダンス発表会後なので、子どもたちの髪の毛がすごい(笑)

 

「待て、今は前に立ってる子が発表するんだ。とりあえず手をおろせ(笑)」の図。(笑)

 

めあて、課題、まとめ、練習問題を入れた授業展開。

先生は「なるほど」と言ってくれた。ここまではよかった。

・・・なんとこの先生は研究授業をしてくれなかった。

私がこれをした意味ってなんなんだろう。私はたださせられただけなのか?と思った。

でも、これのおかげでタジェールができた。

 

③「黒板の使い方」タジェール開催

校長先生と次のタジェールはこれでいこう!今の黒板の使い方ではあかん!ということで実施。

参加人数は少なかったが、それを活かしてくれる先生がいてうれしかった。

これは来年度、学校が新体制になった後にもう一度やりたい。

先生たちの前で話すことも慣れてきた。まだまだカンペは手放せないが(笑)

先生たちに次の日の授業の板書計画をその場で作ってもらった。

やっぱりすぐに使えるものでないと、先生たちには浸透していかない。

これは明日使えるお土産として持ち帰ってもらった。

 

そしてこれが当日の板書。いいじゃん!先生!!!!(´;ω;`)

また「あえて」子どもたちの考えもこうやって書いていますよというのを紹介したら、授業で子どもたちを前に出したり、活躍させる時間が増えていて嬉しかった。

来年度はもっとこういう黒板が増えてほしい。

 

④他の小学校の教員向けのタジェール開催

これは、前任者のCPが校長として働いている学校へお邪魔させていただき、開催。

午後からの活動先を探したかったというのもあるし、とにかく自分の名前を売りたかった。そこでお願いしてやらせてもらった。

初めてのところはやはり緊張した。どういう人たちなのかもわからないし。

でもJICAに対する関心はかなり高かったからよかった。

そしてなにより嬉しかったのはこの笑顔。

やっぱりタジェールは楽しくなくっちゃ!かなり興味を持ってくれる先生も多くてうれしかった。また行きたい学校。

快くOKしてくれた校長には本当に感謝。

 

⑤配属先の問題分析

調整員さんに教えてもらった「PCMワークショップ」のやり方を使って、まずは一人で問題分析をした。

自分のもやもやっとしたところがかなり明確になってやるべきことが見えてきた。

ということで校長にも次の日やってもらった。

説明がかなり難しいのでパワポも準備。

やはり作っていってよかった。すんなりとできた。

 

なにより嬉しかったのは、問題だと思っているところが校長と一緒だった。

その後、CPに話をした。CPは担任だからなかなか3人で話ができない。

だからいつも「一緒に話せなくてごめんなさい。あとでじっくり説明します」と一言言ってから校長のところへ行っている。CPはそれで全然許してくれる人でよかった。

 

CPにその問題について話をしたところ、「ほんまそうだわ」の一言。

「まやのタジェールに来ないのも一つ問題だよねー」って。確かに。

でも、タジェールだけではないと思うからその話をした。

やっぱり大事なのは日々の教育活動だと。

そこに私が入って一緒にやれば、それはタジェールに聞きに来るのと同じだし、その方が良くない!?って。

 

12月7日には先生たちに向けて同じワークショップをしてもらう。

おそらく子どもたちへの問題はたくさん出てくるであろう。

問題は、、、先生たちのが出てくるか。

出てこなければ、、、の返しをしっかり考えておく必要があるな。

 

12月の目標

・活動計画作成完了する

・活動計画を新体制後に説明する準備をする

・計画をもとに来年度のことを一人でぽつぽつ考え始める

・算数の教材や指導案を考える

・ラパスの教員に向けたタジェールの準備

 

この最後のタジェールは12月11日の予定。

80分ほど、算数の話を同期から頼まれた。

がんばらねば。

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