任地49日目ー同僚と&校長先生との会話ー
昨日はブログが書けなかった。
というのも、土曜日の教員養成校でのタジェールと、来週の配属先でのタジェールの準備で眠れない日々が続くくらい困っている。
嬉しい困りなのだが、パワポや言いたいことをスペイン語にまとめたものを見るたびに「あぁ、これはこういう方がいいかな」というのが出てしまって、完成しない。
今日、カウンターパートに「見てください、お願いします。」と言ってしまっていたから、昨日どうしても終わらせなければいけなかった。
そんなすごく疲れている中、今日はとても嬉しいことがあった。
同僚と衣装を借りに行く
明日はel dia de estudiante(生徒の日?)で、授業はなく、学校行事がある。
先生たちが子どもたちに向けてダンスを見せるらしい(笑)
私は2つのダンスに参加。
1つは、衣装が必要ということで、以前借りに行った場所へ先生たちと行った。
衣装を選んでいるときも楽しかったけれど、休憩がてらに行ったジュース屋さんでの会話とか、新しい場所を教えてくれたときとか、学校ではしないようないろんな話ができて、すごく嬉しかった。
「ボリビアには慣れた?」「ボリビアの料理で何が好き?」とか、いろいろ話が弾んで嬉しかった。ちょっと冗談とかもわかるようになってきて、自分が言った冗談で笑ってもらえるととても嬉しい。
校長先生と30分も話す
話を学校の時間帯に戻す。
今日は、タジェールの内容確認をしてもらっていたため、授業中に担任の先生に一言言って校長先生のところへ行ってみた。タジェールのこと以外にもいろいろ聞きたいことがあったから。
いろいろ話していると、ぽろぽろと語り始めてくれた。
「困ってるんだよね」と話してくれた。日本でいう研究授業のことで困っているそう。
ボリビアには研究授業という概念はない。でも、以前JICAが教員のプロジェクトでそういうものを入れていったそうだ。そのプロジェクトに参加したことがある先生は研究授業の意義、研究授業がいかに教員の技術向上に大切かを知っている。
しかし、研究授業という言葉さえ知らない先生にとっては「やりたくない」ことの一つ。うちの配属先で研究授業を知っているのはほんの4~5人。
そういう中で、いきなり「研究授業しましょう!」と言ってみたもののついてくる人は少ない。それで悩んでいるそうだ。
ボリビアには教頭先生はいない。つまり、学校を運営していくには一人で、辛いなと一人で感じることを乗り越えなくてはいけないみたい。実際、そのような場面をこの2か月で何度か見た。
自分も同僚ではあるものの、いちボランティア。タジェールをやるにも、カウンターパートがいるといえども、まだなんだか孤立感はある。言葉の壁もあって、理解できないこともまだまだ多いし…。
話を聞いていて、「この困り感をどうしていけばいいんだろう、何か自分ができることはないのかな。」と思っていた。
すると、
「まや、次のタジェールは『研究授業って何だろう』というのでやってみないか?一緒に考えてやろう。」と言ってくれた。
自分から提案もするけれど、
「相手が困っていて、その相手が困っている部分に自分が何かしらのお手伝いができる」
「さらに、ボランティアから『しましょうか?』と言うんじゃなくて、相手から『こういうの必要じゃないかな?』と言われる」
これがベストなのかなと。
しかも今回は「一緒にしてくれないか」という言葉が嬉しかった。
私任せじゃない、なんとしてでもやってみたいという思いがすごく伝わってきた30分間だった。
どういう活動がいいんだろう、
自分には何ができるんだろうと悩むことも多いけれど、
こういう言葉をもらえると、がんばろうと思える。
配属先の人たちが大好きだし、
配属先の人たちが教育に携わっていることを誇りに思って、楽しんでできるように、
お手伝いしたいなと思う。
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