ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地49日目ー同僚と&校長先生との会話ー

 

昨日はブログが書けなかった。

というのも、土曜日の教員養成校でのタジェールと、来週の配属先でのタジェールの準備で眠れない日々が続くくらい困っている。

嬉しい困りなのだが、パワポや言いたいことをスペイン語にまとめたものを見るたびに「あぁ、これはこういう方がいいかな」というのが出てしまって、完成しない。

今日、カウンターパートに「見てください、お願いします。」と言ってしまっていたから、昨日どうしても終わらせなければいけなかった。

 

 

そんなすごく疲れている中、今日はとても嬉しいことがあった。

 

 

同僚と衣装を借りに行く

明日はel dia de estudiante(生徒の日?)で、授業はなく、学校行事がある。

先生たちが子どもたちに向けてダンスを見せるらしい(笑)

私は2つのダンスに参加。

1つは、衣装が必要ということで、以前借りに行った場所へ先生たちと行った。

衣装を選んでいるときも楽しかったけれど、休憩がてらに行ったジュース屋さんでの会話とか、新しい場所を教えてくれたときとか、学校ではしないようないろんな話ができて、すごく嬉しかった。

ボリビアには慣れた?」「ボリビアの料理で何が好き?」とか、いろいろ話が弾んで嬉しかった。ちょっと冗談とかもわかるようになってきて、自分が言った冗談で笑ってもらえるととても嬉しい。

 

 

校長先生と30分も話す

話を学校の時間帯に戻す。

今日は、タジェールの内容確認をしてもらっていたため、授業中に担任の先生に一言言って校長先生のところへ行ってみた。タジェールのこと以外にもいろいろ聞きたいことがあったから。

 

いろいろ話していると、ぽろぽろと語り始めてくれた。

「困ってるんだよね」と話してくれた。日本でいう研究授業のことで困っているそう。

ボリビアには研究授業という概念はない。でも、以前JICAが教員のプロジェクトでそういうものを入れていったそうだ。そのプロジェクトに参加したことがある先生は研究授業の意義、研究授業がいかに教員の技術向上に大切かを知っている。

しかし、研究授業という言葉さえ知らない先生にとっては「やりたくない」ことの一つ。うちの配属先で研究授業を知っているのはほんの4~5人。

そういう中で、いきなり「研究授業しましょう!」と言ってみたもののついてくる人は少ない。それで悩んでいるそうだ。

 

ボリビアには教頭先生はいない。つまり、学校を運営していくには一人で、辛いなと一人で感じることを乗り越えなくてはいけないみたい。実際、そのような場面をこの2か月で何度か見た。

自分も同僚ではあるものの、いちボランティア。タジェールをやるにも、カウンターパートがいるといえども、まだなんだか孤立感はある。言葉の壁もあって、理解できないこともまだまだ多いし…。

 

話を聞いていて、「この困り感をどうしていけばいいんだろう、何か自分ができることはないのかな。」と思っていた。

すると、

「まや、次のタジェールは『研究授業って何だろう』というのでやってみないか?一緒に考えてやろう。」と言ってくれた。

 

自分から提案もするけれど、

「相手が困っていて、その相手が困っている部分に自分が何かしらのお手伝いができる」

「さらに、ボランティアから『しましょうか?』と言うんじゃなくて、相手から『こういうの必要じゃないかな?』と言われる」

これがベストなのかなと。

しかも今回は「一緒にしてくれないか」という言葉が嬉しかった。

私任せじゃない、なんとしてでもやってみたいという思いがすごく伝わってきた30分間だった。

 

どういう活動がいいんだろう、

自分には何ができるんだろうと悩むことも多いけれど、

こういう言葉をもらえると、がんばろうと思える。

配属先の人たちが大好きだし、

配属先の人たちが教育に携わっていることを誇りに思って、楽しんでできるように、

お手伝いしたいなと思う。

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