派遣までにしておくといいと思うことー記録についてー
本日は日常の記録はお休みして。
派遣までにしておくといいと思うことー記録編ー
について書こうかと思います。
少し前記事で紹介しています
↓
なぜ書こうと思ったかというと、最近合格された現職の先生方から、いろいろな質問が送られてくるのですが、
そんないただいた質問の中から、今日は「記録をとる」ということについて詳しく書いていこうと思います。
現職で合格された方にとっても、退職して参加される方にとっても、
任地で活動でするときに大切なことって知りたいですよね。
「日本で記録を取っておく」、これって絶対大切だと思うんです。
JICAに要請を出してきたみなさんの配属先の人たち、協力隊を受け入れてくれるホームステイ先の人たち・・・その人たちって日本のことに絶対興味があると思います。
また、配属先で研修を行うとき、「あぁ、自分の意見を伝えたいんだけど、この国にはそういう文化がない。どうやったら伝わるかな。」とかいうのもあると思います。
「百聞は一見に如かず」
だと思うんです。見てもらった方が絶対イメージしやすい!
だから記録をたくさん持ってきました。
でも、どんな記録をすればいいんだろうというのもあると思います。
教師目線から、また、他の職種の例なんかも考えながら書いていこうと思います!
記録①ー日本の風景ー
ホームステイ先でのこと。
「日本のどこに住んでいるの?」と聞かれました。
三重県と言われてもぴんときませんよね(笑)
だから、三重県の景色や食べ物などの写真を見せながら紹介しました。
冬至の日から1週間くらい、宇治橋の鳥居から太陽が出てきます。
外国の方って日本の神社とか古風な建物、とても大好きですよね。
こういうのを保存しておくといいかなと思います。
あとは、日本には四季がありますよね。桜の写真や、紅葉の写真とか。
そういうのもいいかなと思います!
記録②ー日本ならではの行事ー
①に関わってくると思うのですが、ボリビアと日本、行事が結構違います。
例えば日本ならではの行事・・・
・正月
・初もうで
・節分
・ひなまつり
・子どもの日
・夏祭り
・お盆
・お月見 などなど・・・
私たちには当たり前でも、外国の方からしたら、とても新鮮な行事。
こういう写真をとっておくのもいいかなと!
記録③ー職場での写真ー
日本と任国、同じ職種があれど、設備や考え方、重点的に行われていることが違うことってたくさんあります。だから、なるべくたくさんの物や出来事などの写真を撮りました!
例を紹介しますね。
・給食、掃除の時間
日本の給食って、とてもバランスがいいんですよね。栄養士隊員に聞いたんですが、大洋州のある国の給食はお米と肉とバナナだけ、みたいなところもあるみたいです。小学校教育隊員だけでなく、給食の写真って栄養士隊員の方も使えるかも!知り合いの先生に頼むとかしてみるといいかもです!
また、外国って掃除の文化がないですよね。「掃除を取り入れたい!」という隊員、結構多いって聞きます。私もそのうちの一人。だから、どんな風に掃除をしているのかの写真を撮りました。環境教育隊員なんかも、こういう写真があるといいかもですね!
・行事の写真
運動会って日本くらいですよね。でも、隊員の中にはUNDOUKAIをしたい!と思っている人多いって聞きます。「UNDOUKAIをしたい!」と同僚に相談しても、任国にはない文化だから「ん?何それ?分からない・・・」で終わってしまったら実現できないですよね。こういう行事の写真も撮っておくといいですね!
9月に運動会の学校も多いと思うので、ぜひ忘れずに!
あと、教育隊員でない方も、自分の職場であった面白い行事とかの写真を撮っておくといいかもですね!たとえば、福祉関係の隊員の方で今、老人ホームで働かれている方は、老人ホームでの行事とか!
・職場の設備の写真
配属先に理科室や家庭科室、音楽室ってありません。図書室もありません。この前、配属先の同僚が、「日本って理科を勉強する部屋があるんだってね!」と言ってきました。また、アフリカ(だったかな・・・)のある国で、理科室を作ったというような話を聞いたことがあります。そういう提案のときとか、日本の学校紹介で使えるかもですね!
他に、例えば理学療法士隊員の方とかで、日本の充実した設備の写真を見せながら、「ここにはこういうスペースがあるともっといいかもしれないね!」とかいう話ができるかもですね!
・自分が大切にしている観点の写真
例えば、私は配属先で学級経営を広めるという要請内容があります。「学級経営」という言葉、ボリビアには存在しません。だからすごく説明が大変です。
また、学級経営と一言で言えども、いろいろ大切にしたいポイントがあると思うんです。だから、そういう一コマを見つけたら常に写真で記録しました。
私は、子どもたちの関係性を定期的にチェックをしていたのですが、そのときに注意深く見ていたのは、「子どもたち同士の距離感」。そういう一コマを見つけたら写真におさめていました。
また、算数の授業で任地で使えそうな活動や板書などの記録もしました。
他の職種の例でいうと、例えばスポーツ隊員。ただスポーツの技術が向上すればいいってわけではないと思うんですね。陸上の練習のあと、練習場のごみを拾うとか、試合の後、チーム力を高めていくためにみんなで反省会をするとか、精神面の向上もきっと大切にされているのだと思います。そういう場面を記録しておくと、同僚に提案する時に使えるかと思います!
日常生活で常に高いアンテナを持つ
日本人にとって当たり前のことを日本で記録するって難しいかもしれません。
私は現職教員なので5年間で学級通信(クラスの保護者に配布する通信)をよく出していました。結構学級通信を書いていこうとなると、子どもたちの日常からおもしろいこと、素敵だなと思うことをたくさん見つけたい!たくさんおうちの方に知ってもらいたい!と、いろいろなことに目を向けるようになりました。
これって結構大事かなと。
常にいろいろなことを受信する高いアンテナを持ちながら生活していくと、いろいろな日常の一コマを撮影できると思います!
※最後に注意※
特に現職教員の方は、子どもたちの顔など、プライバシーにかかわってくる写真があると思います。事前に管理職に相談をすることをお勧めします。
合格されて、訓練まであと半年以上ありますが、されど半年。
充実した準備期間になりますように!
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