ボリビア小学校教育隊員の一日
やっと報告書が終わった。
机に向かうということがなかなかできず…。
でも向かえばすぐ出来上がった。
やれば早いのだが・・・。そこまでがなかなか遅い(笑)
さて、本題へ。
先日、現職教員の合格者の集まりがあったようだ。
(現職OV会からメールが来ていた。)
今回は兵庫であったようだ。(去年は京都。)
去年行ってみてよかったなーと思った。
というのも、
・実際に同じ時期に行く現職教員と会える
・実際に同じ国に行く人と会える
・実際に隊員経験をした教員と会える
・実際に経験をした教員の今を知れる
あんなにわくわくどきどきしたのは久しぶりだったというのを覚えている。
でも、去年行ってみて思ったのが、
たしかに経験した人の話を聞けるが、実際の様子があまりイメージできなかった。
現地の様子というよりかは、帰国してからの苦悩を聞いたという感じ(笑)
それはそれで、日本から離れる覚悟ができたのだが、もっと現地の隊員のことを知りたいと思った。
ということで、
ボリビア小学校教育隊員の一日
をご紹介いたします。
・・・と言っても、今後1年はボリビアに教育隊員は来ない予定で(笑)
そして私と他のボリビアの地域の隊員の一日はかなり違ってくるので、そういうのも紹介しようと思います!
ボリビア小学校教育隊員の一日を紹介!
朝7時に起床。
私の朝は日本での朝より遅い。
というのも、配属先へは徒歩10分弱で着く。
顔を洗って化粧をする。高山地帯であるため、紫外線がすごい。そのため、下地はSPF50のものを使っている(笑)
朝ごはんを食べる。
朝ごはんは、ラパスのパン、マラケタが多い。
すごいかたいパン(笑)
あとはたまごとバナナヨーグルトを食べることが多い。
8時、学校着。
今は夏時間なので開始は8時15分。必ず15分前には着くようにしている。
子どもたちもそれくらいの時間には着始めているので、子どもと会話したり、ポルテラ(用務員)さんが準備している子どもたちの朝ごはんの配膳を手伝ったり・・・。
また、今日はこのクラスへ行くとかいうのが決まっていない日には、見つけた先生を捕まえて、参観の許可をもらっている。(これがなかなかの試練)
8時15分~10時15分
授業参観。主に算数の授業を参観。
参観だけではなく、最近は子どもたちの支援もしている。
スペイン語で、しかも勉強が難しい子どもたちへの支援。これがまたかなり難しい。
音楽や宗教の授業では、私も一緒に楽しんでいる。
特に音楽の先生の授業は歌いながら踊るということが多いので、楽しい。
授業を楽しむことも活動の一つだと思う。教育実習を受けた人はわかると思うが、じーっとしかめっ面の先生たちに見られていたらやりづらい(笑)
そして、授業を楽しんでいる姿を見たら、「またきてもらってもいいかも!」と思うと思うから。
10時15分~10時35分
休み時間。先生たちはお茶を飲みに同じ部屋へ集まる。
私にとって2回目の朝ごはん(笑)
その時間で会議をすることもある。
ボリビアの学校は午前か午後かといった感じなので、会議の時間がとれない。
大きな会議をしたいときには、子どもたちを早く帰して行うこともある。
この時間は私にとってかなり大事な時間。
先生たちと他愛無い話ができる唯一の時間。この時間をうまく使ったなと思っている(笑)
10時35分~12時30分
授業参観。同じクラスを1日見ることもあれば、前半後半として違うクラスへ行くこともある。
基本的に授業参観では、次のタジェール(研修)でどんなことをしようか考えながら参観することが多い。
先生たちや子どもたちの課題を見つけながら授業を見ていく。メモ帳の一番最後のページには「タジェールでやりたいことリスト」を作っていて、新しく感じたことはそこにメモをしていく。
また、タジェールで使えるような写真を撮影・・・ということもしている。日本での写真も持ってきているが、やはり、実際の目の前の子どもたちの写真を使った方がいいかなと思うことも時と場合によってある。
日本のことを紹介するときには日本の写真を使って、こっちでのことを考えたい場合はこっちの写真を使っている。
写真をあまりにも撮るから「まやは写真を撮りに来たのか」と一度秘書に皮肉を言われたが、きちんとした目的を持って撮影しているので、気にしないことにした(笑)
また、この時間は校長のところへ行って、タジェールの計画をしたりもする。
自分の考えをまとめておいたのち、校長のところへ行く。
まずは他愛無い話をしたのちに、本題へと持ち込むのが私のスタイル(笑)
というのも、いきなり本題を持ち出すと、ちょっと嫌そうだから(笑)
「もー、マヤはまじめね!」ってよく言われてしまう(笑)
まずは大好きなチキンの話や、サッカーチームの試合について話をする(笑)
そのため、サッカーチームの試合結果は欠かさず見ている(笑)
私は、カウンターパートと校長は別。
他のボリビア隊員は、カウンターパートが校長ということが多く、タジェールなどの計画もすっと行ける。が、私は違う。
でも、カウンターパートは担任のためかなり忙しい。
だから、まずはカウンターパートに「こういう話をしようと思うんだけど・・・」ということを話しておいて、「また決まったら話するね!いつも一緒にできなくてごめんなさい。」と一言付け加えてから向かうことにしている。
カウンターパートは本当にいい人で、事後報告を聞いて、否定をしてきたことはほとんどない。いつも私とよく似た考えの人であるため、とても感謝している。
校長がカウンターパートの方がいいのではないかと悩んだ時期もあったが、私はこのままカウンターパートと校長が別という環境で挑戦していこうと思っている。
また、校長は他の学校の実践などを話されるのはあまり好きではない。
そういういろいろなことを考慮しながら調整をしていく。
初めのころは、校長の考えていることや嫌なことが分からなかったが、それでもめげずに話していったのはよかったのかもしれないと思っている。
12時45分
子どもたちとともに帰宅。
「授業楽しかった?」とかいう話をしながら帰る。
途中の小屋でランチをすることも前は多かったが、最近は家で済ませている。
というのも、11月から語学学校へ通い始めて、なかなか金銭的に余裕がないからである(笑)
また、学校帰りに市場へ寄ることも多い。
市場でだれかと話をすることも、協力隊活動の一つだと思う。
地元の人たちと同じ生活をする、そこから輪を広げられると思うからだ。
私は家と配属先が本当に近い。だからこそ、地域密着の活動が必要だと思う。
夕方
少し休憩したあとは、ブログとインスタグラムの更新。
ブログは主にその日の1日感じたことや、こういった現職教員向けの記事、そしてたまには旅行者向けの記事。
インスタグラムは1日1投稿を7月くらいからやっている。
(サルモネラのときは無理だったwww)
どちらもとにかくボリビアを知ってもらいたい、現職参加制度を知ってもらいたいという気持ちで書いている。ありがたいことにインスタグラムではハッシュタグをつけられるので「現職教員参加制度」というハッシュタグで私のところへたどり着いたという人がいて、たくさんの人から応援のメッセージをいただいている。
そして、現職教員参加制度についてまだまだ情報が薄い・・・ということもあり、相談を受けることも多い。せっかくの何かの縁だと思って、一人ひとりきちっと対応したいと思っている。(・・・が失礼なことがあったらごめんなさい。)
また、11月からは語学学校へ通い始めた。4時半からのクラス。
もともと現地語学訓練で行っていた語学学校でやっている。
マンツーマン授業なのでかなり高いが、日本よりは安い。
最終的にDELEというスペイン語のテストを受けたくてやっている。
というのも将来のため。
また、三重県はいろいろな企業の工場があって、南米の人たちが多く移り住んできている。
地域によっては、クラスに何か国もの子どもたちが在籍しているということもあったり、通信は3か国語に翻訳したのち配付だったり、学校内に通訳の人がいたり・・・という状態である。
今、私は偶然にも南米に来ている。
外国で生活し、仕事をしている保護者はきっと不安だろうし、子どもたちも不安であろう。そんな保護者や子どもたちをサポートする、いろいろな国にルーツを持った子どもたちが在籍するクラスで授業をする、自分の経験を紹介するというのが、帰国後の一つ目のミッションだと思い、語学学校へ通い始めた。
また、今、タジェールで自分の思いをうまく伝えられないという悔しさがある。
しらない単語が多すぎて困ることが多い。
少しでも力をつけたくて、語学学校へ通い始めた。
夜
夕飯づくり。基本的にお昼食べ過ぎたときには食べない。というか食べられない。やはりこれも高地ならではなのだろう。
その後、タジェールがある週や月などは、タジェールの準備をしている。
初めは日本語でシナリオを作った後にスペイン語で作っていたが、最近はスペイン語で最初から作れるようになった。
作った後はひたすら練習。おそらく上の階の大家さんのところまで聞こえているだろう(笑)
その他は、明日どのクラスに行こうかといったことを考えたり、同期隊員とLINEでやりとりをしたり、大家さんと話をしたり・・・といった感じである。
他の地域の隊員は、午前・午後で別の学校へ配属され活動しているという人もいるが、ラパスの教育隊員は午前のみとなっている。
初めは午後の使い道をすごく悩んだが、自分のこれからにとって必要なことや、配属先でこういうことしたいということを考えながら今はこのような感じになっている。
また、他の地域の隊員も語学学校へ通い始めた人が多い。
地域によってさまざまだが、ちょっとしたホステルで語学レッスンをしてくれるところもあるらしく、基本的に週2回のレッスンを受けている。
また、今回は平日の一日を紹介したが、週末になると、同じ任地で集まっていろいろ愚痴だったり悩みだったり、今後の計画なんかを話している隊員も多い。
教育隊員でなくても悩みは結構似ていたりするもので、結構それがストレス解消の一つだったりもする。
どうだったでしょうか??(笑)
結構リアルな隊員の一日を紹介してみました。その中には、自分の考えなども入れてみました。
本当に始めのころは、「私は何をしに来たんだろうか」と悩むことも多く、
(これ、おそらくみんなが経験すると思うww)
家に帰ってずーんと落ち込むことも多かった日々。
最近は生活のリズムも取れてきて、楽しんでいます。
他の隊員ってどんな生活をしているんだろう・・・
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