ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

協力隊活動後ってどんな進路があるの?

 

 

 

※注意※

協力隊を考えている方、現在協力隊の方は、「そんなん知ってることだわ!」って内容かもしれません。

今回書く理由としては、

・協力隊を最近知った方

・国際協力関係のことをしたいが、どうしようという方

・これから未来の進路を決めていく小学生中学生高校生

などに読んでもらえたらと思い書きます。

 

 

ボリビアへ来て、5回先輩隊員のお見送りをしてきました。

そんななかで必ず話題にあがるのが「協力隊終わったら、なにするの?」という話。

これって結構協力隊活動が1年経過するとかなり考えるものだと思います。

実際、先輩隊員から聞いた話を載せていこうと思います。

答えから言うと、めちゃくちゃ選択肢はあります!ということ。自分は教師だけを目指してきたので、実際いろいろな職種を知りません。だから、話を聞いていてすごく勉強になりました!では、6つご紹介。

 

 

①JICA関係の仕事に就職

これ、めちゃくちゃ多いと思う。たとえば、ボランティア活動で必ずと言っていいほどお世話になりまくる調整員さん。ボリビアでは全員元隊員です。また、訓練所にいるスタッフの方、結構な確率で元隊員です。あと、全国各地にあるJICAのオフィスにも元隊員の方がたくさん。(以前、三重県のオフィスの方も元隊員でした)

あの辛い訓練所生活を知っている、あのいろいろなことを乗り越える隊員生活を知っているからこそ、「何か役に立てないか」と思われるのでしょうか・・・?

ただ、調整員さんになりたければ、南米圏であればDELEでB2以上取っていることが条件。簡単になれるわけではないですね。

 

 

②現職参加をして、帰国後復帰する

これは、私のパターンです。また、学校だけではなく、企業の現職参加や市役所などの現職参加もいます。確実にそこで社会還元ができるし、帰国後の再就職の心配はありません。

ただ、帰国後、本当に休む間もなく復職となるので、体調を崩すとよく聞きます。また、活動中に「やはり国際協力を目指したい」と気もちが変わって、数年後に退職ということもあります。そうなると、職場の方には申し訳ないですよね・・・。

(ちなみに、私は退職はまったく考えておりません!はやく現場に戻りたい!子どもたちと授業したいです!!!!!)

あ、あと思うのが、「活動が1年経ってくると、妙な不安が襲い掛かる」というのはあるあるだと思います(笑)せっかく背中を押してくださり、協力隊員として活動をさせていただいているのに、自分はこの恩返しができるのかとか、自分は復職してしっかり仕事ができるのかとか、ものすごく不安になります(笑)

帰国後は、自分ができることをしっかり務めることが大事ですね~。

 

 

③退職した職場にやっぱり戻る

これも結構聞く話です。教員を辞めてきたものの、活動していく中で自分の教育観が明確になった、もっと日本の教育をよくしたい!とまた採用試験を受ける方もいます。

人の気持ちなんてずっと同じわけなんかないですし、むしろ海外で2年住んでいたら、価値観なんてまじでがらっと変わります。それでも戻りたい!と思うのなら全然ありですよね!!!

 

 

④国際関係へ進む

協力隊活動はたったの2年。これがゴールではなく、むしろスタート。

協力隊活動をステップに、国際協力の道へ進む人、めちゃくちゃいます。

このあと大学院へ進む人、NGOへ入る人、専門家となり活動する人、国連へ入る人・・・。たくさん知ってます!

ただ、国連だと英語+フランス語orスペイン語などの語学力が必要となってくるらしい(詳しくは調べてください。)ので、大変ですね・・・!

 

 

⑤これまでとはまったく別の関係の仕事へ就職

これもおおいにあります。さっきもいいましたが、この2年間で価値観はまったく変わります。教育の仕事をしていたけれど、違う視点での仕事をしたい!と思うことなんてざら。

また、「2年間で培った語学力をいかしたい!」と思う人も多いです。この2年間で培ったものをいかせるのであれば、最高ですよね!!!

 

 

⑥任国へ戻る

これも多い話。2年間住んで、嫌なことも楽しいこともあると思います。でも、総合的にみて「この国が大好きだ!もっとこの国と関わりたい!」って思うことが結構多いと思います。実際、私もボリビアが大好きですし、もっとボリビアと日本がつながらないかなーなんて考えることもしばしば。

任国に戻って店を開いたり、事業を立ち上げたりということもよく聞きます。

 

 

 

いかがでしたか?今後の参考になったらと思います。

よく協力隊になるのを夢にしている人がいますが、ここがゴールではなくスタート。

面接試験でも帰国後のことを必ず聞かれると思うので、ここも忘れず考えておくといいと思います!

最後にきれいな砂漠の夕焼けをどうぞ。

 

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