ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地292日目ー1年生、引き算ー

 

 

 

今日は1年生の教室へ。今回で14回目の授業。今回のテーマは「引き算」。

まずは数字を読むところから。

子どもたち、来るのが遅いので、時間を埋めるのにもちょうどいい。はりきって読んでるのが、1年生らしかったなあ。

 

その後は

「今日はこれとこれをするよー」という話。このクラスには、むずむず動く子が多いので、「がんばったら最後はゲームをするよ」と伝えたら、がんばるがんばる(笑)

 

また、

今回は最後の練習でグループ対抗をするのもあったので、頑張っているグループにはお星さまのプレゼント攻撃(笑)褒められることって本当に少ない子どもたち。だから、星をゲットするためにがんばってた(笑)グループ対抗というよりも、グループに星をもらえることが嬉しそうだった。

 

ボリビアでは「ノートをとることが一番大切」とされている感がある。

保護者は家に帰ってまずノートを見る。ノートになにもなければだめ、となる。

ということで、1年生でもきれいに書けるぜ!というのを見せるために子どもたちと頑張った。

書き終わったら、静かに待つ。書き終わったら「終わったよ」という目線を送る。

よく頑張っていた。

 

今回は、具体物や掲示物は一切用いなかった。用いたのは「ガジェタ(クッキー)」と名付けた〇のみ。日本では「おだんご」と言っていた。

 

というのも、昨日も書いたが、先生たちは

見せる授業=掲示物どっさり作る=これに時間かかる=肝心なところ抜けている

=というか、こんな準備めんどい=時間ない=まやとするなら必要だよな・・・=いやだなあ・・・

みたいなそういう雰囲気をとても感じる。

いや!そうじゃないと。毎日の授業が大事で、掲示物が大事ということではない。

しかもこのクラスの子どもたちは具体物を与えればものすごいことになると予想される。

 

でも、指で計算は避けたい(これ、まじで6年生になってもみんなする)し・・・

ということでガジェタを使った。

 

まずは足し算を思い出させて、引き算とは違うことを意識させたかった。

そして、ガジェタを使って式作り。よくできていたし、よく集中していたし、ノートもものすごい速さでとることができた。「え、めちゃはやいやん」って先生も驚いていた(笑)

その後は練習問題。

私が「ガジェタがいくつあって、いくつ食べて・・・・」という話をしながら図を見せ、グループで一人ずつ出てきて式を作るという練習問題。

初めはできない子もいたが、どんどんできるようになってきた。

ほめること、繰り返すことって大切だなあ。

 

星もめちゃくちゃ多くなってきて、すごく嬉しそうだった。

 

ノートはこんな感じ。

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すごいきれいじゃない!?1年生4か月目にしては完璧じゃん!がんばったなあ涙。

 

その後、先生とバトンタッチ。先生は教科書をさせた。

もちろん教科書でもガジェタを使う。どんどん声掛けしなくてもできるようになってきた!

 

みろ!と言わんばかりに見せてきた(笑)具体物がなくても、操作活動はできている!!!

 

https://www.instagram.com/p/Bxu449BHQAQ/

この子は結構学習に遅れがある子だったけれど、今日は一番前の席で張り切ってた!

ちゃんとガジェタも描けて、計算できていた!えらいぞ!

 

 

先生には授業の後、ガジェタ(〇)を使って教えた理由や、授業の展開などについて説明。先生はなぜか手を握って聞いてくれた(笑)

この先生は頑張って吸収するぞー!という気持ちがすごく伝わってくる先生。

あと10か月、頑張ろうね!!!

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