ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地245日目ー6年生への授業ー

 

 

昨日、今月のタジェール開催が決まった。

今月はとりあえず全員向けのもの。来月はまた各学年ごとにしたい・・・。

 

昨日から扁桃腺がおかしい。

子どもたちのものすごい咳をあびているからか・・・?

今週も明日でおわり!がんばろう。

 

さてさて、本日は6年生への授業。テーマは「面積と周りの長さ」。

面積の学習は終わっているとのことなので、ここはさらっといこうと思っていた。

が・・・(後に続く)

 

まずはフラッシュカード。

6年生なのでスラスラとできたので、「偶数?奇数?」もボリビアで初めてやってみた。「パル!」「インパル!」「パル!パル!」とパルが続くのが楽しいようで、めちゃ嬉しそうな6年生たち(笑)

 

「今日のテーマは『図形』やでー!」

ということで、今まで学習した図形なんかも聞いてみた。

 

 

6年生はとても頑張り屋さんが多い。

「一緒にノートに書くよ!」というと、こんな感じで一生懸命書いてた!

(撮影者:担任の先生)

 

お次はみんながよく知っている(というか町にある)プールを提示。

「今日は、プールの面積と周りの長さを考えるで!!!」

 

本当は教科書の図形を使いたかったが、三角形の面積は習っていないということで使えなかった。

この写真は「面積ってなんや?」という質問に答え終わった後の写真。

 

びっくりしたのがこの後。長方形の面積の求め方を学習したと聞いたので、さらっといこうと思ったら・・・なんとみんな「知らない」という一言。

担任の先生は思わず「え!!!」ってつっこんでた(笑)(笑)

 

本当にここへ来て思う。既習事項が既習事項ではない。

 

その後、周りの長さってどう求めるんだろうを考えて、まとめを書いて・・・

いざ、練習問題へ。

このクラスは学習したことをゲームを使って練習するのが好き。先生もよくそうしてる。ということで、ゲームではないけれど、

「自分たちの机の面積と周りの長さを求めよう!」ということにした。ボリビアでは、「身の回りのものから探す」とか、「身の回りのものを測る」っていう活動ないんだよなあ・・・。

 

これはやはり当たり。4人で座っているが、2人で1つの机なので、ペアでまず考えさせて、その後、目の前のペアと4人で確認という形にした。

見てほしい、この頑張っている姿!!!(撮影者:担任の先生)

小数点があったけど、がんばって求められていた。

ちょこっとだけ小さい机は小数点がなかったので、それを黒板に書いてみんなでもう一回した。

 

 

授業の後に先生に「この子たちって、ゲーム活動で練習するの好きだよね!」って言ったら、「そうなの!まいーた!!」って!

ちゃんと参観してきたよかった!!

 

とりあえず怒涛の授業を見せるのは終わり。計12クラス、よくがんばったと褒めてあげたい。

毎日毎日、違う学年、違うクラスでの授業。専科の先生たちの大変さを知った。

また、スペイン語だと細かいところが伝わらなくて、先生たちにはすごく助けてもらった。と同時に、スペイン語で授業が少しできるようになって嬉しかった。

 

なによりも嬉しかったのは、私の授業を見て、そこまで授業の意図を伝えてなくても、先生たちが感じ取ってくれて、自分のものにしようと授業に取り入れてくれたこと。

 

「百聞は一見にしかず」

本当にそうだと思った。

 

これからは、先生たちと一緒に授業を作ってやってみて・・・を繰り返そうと思っている。でも、先生によって得意不得意があって、不得意なことや子どもたちができないことを始めても難しいと思うから、そのクラス・その先生に合うようなことから提案していこうと思う。

 

つまり、活動計画表では同じことをする風に見えるが、

先生によって手立てを変えるということ。

私にできるのか????

不安でしかないが、これも自分の力になる、先生たちの力になると信じて。

がんばろう!!!

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