ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地558日目ー価値づけー

 

 

 

今日、本気でびっくりしたこと。

なんと2年生の一クラス、先生が不在(一人辞めて前の担任が5年に移動したため)で、子どもたちだけで過ごしてることを知った・・・。

新しい先生がいつ来るかは誰もわからない。

 

本当なら3月帰るまで担任してあげたいくらい。

だって、ここ2週間、学習してないってことだし・・・。

そんなの学校に来ている意味がない。

でも、ボランティアという立場でそんなことできないし、なんとも心苦しい。

 

それがボリビアの現実だと久しぶりに感じた。

 

 

さて、少し話を変えて。

今日の1年生のある子どものノートを見てほしい。

これが最初。

 

そして次がこれ。

いや、別人か!?ってくらいの変容。

さて、これ、どうやってこうなったか。

ただ先生の言葉がけ?支援方法?を変えたのみ。

 

 

実は、授業中ものすごく気になっていて、いつ先生に言おうか・・・いやでも、今中断するのはあかんな・・・といろいろ考えてもやもやしていた。

というのも、aの書き方が、子どもによってばらばら。変なところから始める子も多くて、一人ひとり対応するのが本当に大変だった。

「あぁ、まず指書きや空書きで確認すればいいのになあ。」ともやっとしていた。

 

そしたら!!!

先生が急に動き出した。

 

子ども一人ひとりに小さな厚紙を渡し、

「さあ、魔法の指をだして!」と人差し指を出すよう指示。

子どもたちは一緒に練習。

 

そしてみんなで空書きをしながら、できる子はだれかなー?って空書きの確認。

 

そしたらこの変化!

やっぱりしっかり全体で確認したの、まじでよかった!!!!

 

 

放課後、日本も同じように指書きをすることが多いことを説明。

それとともにホムンクルスの脳地図についてももう一度説明。 

maya-bolivia.hatenadiary.com

 

「先生がやったことは、科学的にも根拠があることなんだよ」って。

いつ口を出そうかなやんだけど、待ってよかった。

先生たちがやっていることを価値づけることも大事なことだなあ。 

 

いつも思う。

先生たちとの関わりは、クラス経営と似ていると。

私が担任で先生たちが児童。担任が子どもたちのいいところを認めて、そこを伸ばす。いいところを価値づけして、子どもたちに広める。

うん、毎日勉強になるなあ。

 

さて、明日はタジェール!

でもまたダブルブッキングで、金曜日もしなきゃいけないかも(笑)

まあ、いいっか!!

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