ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

アドラーの異文化適応の5段階

 

 

異文化に入って1年が経った今。

この1年で、ものすごいいろんなことを考えたなあとしみじみ思う。

ようやく精神が安定してきた今日この頃(笑)

アドラーの異文化適応の5段階」を見て、たしかに(笑)と笑ってしまったので、ここで紹介しようと思う。

外国で住んだ経験がある人は「あぁ、たしかに!」ってなると思う。

現隊員さんは、「今私はどの段階だ!?」と考えながら読んでほしい。

 

第1段階:異文化との接触の段階

この段階は、異文化に接触したばかりの状態です。

別の文化を自分の視点からみていて、文化的な違いに新しいものを発見した喜びを感じ、わくわくしている段階です。

今までの行動パターンを崩すことなく、自身を持って行動できます。

https://www.instagram.com/p/BloaOl8nJ6S/

なつかしの時期。もうなんでも面白くて、なんでも写真におさめてた時期(笑)

こんなになんでも楽しめていたのはこの時期だけかもしれないってくらい楽しんでいた。しかも同期と一緒にホームステイだったから、そういうのもあったかも。

 

第2段階:自己破壊の段階

自文化と、異文化の違いが気になり初め、混乱する段階です。

自分とは違うという意識が増して、自尊心を失ったり、どのように行動していいかわからなくなって、引きこもりになりがちになります。

https://www.instagram.com/p/Bow_DNnF9ed/

ん?と違和感を覚え始めて、スクレに飛んだのを思い出した。(笑)

たしかにこの時期は「なんで?」「どうしてそういうことをするの?」と先生たちに対して違和感がたくさんあった。自分に自信を失ったときでもある。

「私に何ができるんだろう」って悩んでいた時期。

 

第3段階:自己再統合の段階

さらに混乱がひどくなり、異文化に拒絶を感じる時期です。

相手の文化の人たちをステレオタイプ化したり、悪口を言ったりします。

神経過敏になって、怒り、激怒、不安、フラストレーションを感じます。

 

しかし、否定的な行動は、自己肯定と自尊心の成長の表れでもあります。

文化の差異に気づき、自分の直感に基づいて行動できるようになるという点では前進です。

 

ショックの真っただ中にある人は、この段階で自分の文化へ戻るか、以前の表面的な付き合いに戻るか、あるいは文化の差を受け止めて、新しい現実に退所していこうとするかを選択することとなります。

https://www.instagram.com/p/BteDTJWHI34/

ここらへんから学校での笑顔が少なくなったのを覚えている。

(この写真は笑ってるけどwwww)

休み時間はできるだけ端っこに座っていたな(笑)こっからどうしていこうか悩んで、同期から「話さなければいいじゃん」って言われたけれど、「そんなんじゃだめ!」って思う自分がいて。

異文化に対して、受け止めようと必死だったんだろうなあ。

 

必死になってやり始めたのが、自分が授業を見せること。

https://www.instagram.com/p/BvzUyaDnZbJ/

先生にやってほしいと言われて、すぐ「OK!」って言った私は、いい選択をしたなと褒めてあげたい(笑)

ここから自分の立場とか、自分のやりたいこととか、先生たちの気持ちとかを受け入れるようになってきたんだよなあ。

 

第4段階:自律の段階

第3段階を乗り越えられると、文化の違いや共通点をありのままに認めることができるようになり、再びリラックスや共感を取り戻り、新しい状況や考え方に対して、柔軟に対応できるようになります。

https://www.instagram.com/p/ByAgGWkHUxH/

写真はウユニだけど、本当にこんな感じ(笑)

いろんな先生のこと、一人ひとりのことを好きになってきた。

タジェールの時間に来なくても、「まあ、〇〇は来る!大丈夫!」って余裕で待てるようにもなった。

おそらく今、この段階なんだと思う。あんなに毎日泣いて、校長先生に泣きながらいろいろぶーぶー言ったのがすでに懐かしい(笑)

 

第5段階:独立の段階

自分がどのような文化に影響されているかを把握できるようになったため、状況に応じて、どちらの文化の行動パターンをとるかを選択したり、または、全く新たな行動もとることができるようになります。

 

自分の気持ちに忠実に行動することができて、イキイキとしてきます。

文化による違いもプラスと捉えるようになり、相手文化の人たちも、その人たちが属する文化の影響を受けていることを理解できたため、ステレオタイプではなく、一人一人を見ることができます。

これがおそらく次に来るんだろうなあ。

新たな行動・・・どんな行動なんだろう。

確かに今、先生たちのことを「ボリビアの人」ではなく、それぞれ個人として見るようにはなってきている気がする。

 

 

さてさて、いかがだっただろうか・・・?

おそらくこれから来る隊員は、それぞれの国の文化をものすごく面白く感じるだろう。

現在3か月くらい経つ隊員は、どんどんフラストレーションがたまっていくだろう(笑)

 

でもそれもそれで自分。

別にそういう自分が悪いのではない。

これを先に知っていたら、「あぁ、今は第3段階なんだな。」とか思えたかも(笑)

 

これからの自分の異文化適応が楽しみだし、帰国の時にどう感じているのかも楽しみ。

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