ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

日本の配属先に送った通信、大公開!-先生も悩むの?-

 

昨日いた着ぐるみ(笑)

お付きの人もいなかったから、ただ着たかった人かな(笑)

 

 

さて、本日は、先月、日本の配属先に送った通信を大公開。

子どもたちは今年度の学校生活が2か月たって、少し落ち込んだり、悩んだりする時期かな・・・と。

子どもたちにとって、ちょっとした環境の変化は、かなりいい風にも悪い風にも心に影響を及ぼすと思う。

私の通信を読んで、「なんだ、先生も悩むのか!」「悩んだ時はこうしたらいいのか!」とか、子どもたちに勇気や元気を与えられたらと思い、書いてみた。

調整員さんに、「いいね!」と褒めてもらえた通信。

では、大公開。

 

※基本的にいろんな学年が読めるように、かなりかみ砕いています。

でも、これは基本的に高学年向けの通信。

 

 

先生って、悩んだりしないの?

去年、今の5年生の子どもたちと、動画などでやりとりをしていました。

その時に、ボリビアで大変なことはないですか?」と聞かれたことがあります。

実は、悩んだこと…この10か月で数えられないくらいたくさんあります。

 

想像してみてください。「自分の気持ちを話したいのに、相手にうまく伝えられない」「いつも住んでいた家とは違うところで暮らす」「大好きな友だちとすぐに会えなくなってしまった」

…みなさんがこういう状況になったら、どうなってしまいますか?きっと、「辛いなあ」「家に帰りたいなあ」「友だちに会いたいなあ」と落ち込んでしまうでしょう。

 

でもこれって、ボリビアに住んでいるから悩んでいる」のではないと思います。

何か新しいことに挑戦しようとするとき、

何か新しいことが始まったときには、悩みはつきものです。

 

みんなは悩み事、ありませんか?

新しいクラスになって2か月が経つと思(おも)いますが、

心の中に自分の気持をぎゅうっと閉じ込めていませんか?

「すごく仲良しだった友だちとクラスが離れてしまった」

「授業で発表する時に、発表をしたいんだけど、なんだか上手に発表できない」とか、そういうことはありませんか?

 

そして、「なぜだか分からないけど、ものすごく疲れたなあ」とか、

「なぜだか分からないけれど悲しいなあ、ムカムカするなあ」と思った人がいたら、

それは悩んでいる証拠。

でも、悩むことは悪いことではありません。

悩むことで、自分がもっともっと大きく成長するきっかけになると思います。

 

じゃあ、悩んだときには、どうしたらいいでしょうか?

先生が悩んだときに、どうやって解決したかをお話します。

 

 

①たくさん好きなことをしてみる

 

みんなは何をするのが好きですか?私は、

「歌うこと」

「好きな音楽を聞くこと」

「お散歩すること」

「家の犬と遊ぶこと」

「おいしいものを食べること」が好きです。

「なんだか疲れたなあ」「悲しいなあ」という気持ちになったときには、そういったことをしてみました。すると、心がわくわくしてきて、

「よし!明日もがんばるぞ!」という気分になれました。

 

②見方を変えてみる。

これは少し難しいかもしれません。

心がもやもやするときには、なぜか悪いことばかりを考えてしまいます。

実は私もそうでした。

でも、よく見てみると、そんななかにもいいことってたくさん見えてきます。

例えばみんなのことで言えば、

「あぁ。いつも算数できないなあ。テスト、いい点数とれるかなあ。」と悩んでいるとします。もしかしたら算数はいい点数をとるのは難しいかもしれません。でも、国語や社会、理科、音楽はどうですか?他の教科は大得意!ってこともあります。

また、「いつも仲良かった子と最近遊べないなあ。」と落ち込むことがあるかもしれません。でもそれって、「他の友だちをつくる最高のチャンス」ということもあります。

少し考え方を変えるだけで、楽しい日が始まるかもしれません!

 

③思い切ってだれかに相談してみる

実は、私はこれが一番難しかったのです。

「人に相談したら、笑われちゃうかな?」

「これって、そんな悩むことじゃないんじゃないかな?」とかそういうことを考えてしまって、心の中にぎゅうっと辛い思いを閉じ込めてしまっていました。

でも、気がつきました。「自分の周りには、たくさんの優しい人たちがいて、話を聞いてくれる人がいるんだ」と。

友だちに相談してもいいし、いつも道で会って話をするおじいちゃん・おばあちゃんに相談してもいい。おうちの人でもいいし、もちろん学校の先生でもいい。みんなのそばには、みんなを助けてくれる人が必ずいると思います。

思い切るまで時間がかかるけれど、思い切って相談してみると、一気に解決するかもしれませんよ!

 

今回は、ちょっといつもと違う通信を書いてみました。

「人は悩んで当たり前!悩んだその日を成長のチャンスと考えて、こつこつ毎日やっていこうね!」

そんな気持ちでボリビアから通信を書きました。

来月もお楽しみに!

 

 

 

 

と、こんな通信を出した。

これがいいかどうかは分からないけれど、今の自分のリアルな気持ちを書いた。

自分の気持ちをまとめるためにもよかった(笑)

 

地球の反対側から送る通信が、

誰か一人の心でいいから、

子どもたちに届きますように。

 

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