なめくじのように
最近、ボリビアのいいところを見た。
学校で入院している子がいて、その子のために募金をしていた。
それでも募金が足らなかったのか、保護者の人が福引き大会を計画したようで、来週月曜日に開催されるらしい。福引きに参加するのに1ボリ。みんなが集まれば結構なお金になる。
また、昨日話した土砂崩れの件でも、ラパスの人が助けようという運動を始めたらしい。
ボリビアのそういう助け合いの精神は、本当にすごいと思う。
今日、朝学校へ行ったら、
なめくじ!
なめくじって標高3500mでも生きていられるんだと思った(笑)
なめくじは、運動場のど真ん中を横断中で。
子どもたちに踏まれそうになりながらも、のそのそと進んでいた。
それをたまたま見つけた私。
なめくじが通った後には、通った跡がついていた。
なんだかなめくじに元気をもらえた。
ここ数か月、自分を見失っていた気がするし、なんかよくわからない焦りもあった。
辛い言葉も聞いたし、でも「やらなくちゃ!」みたいなよくわからない気持ちに駆られていた。
でも、一昨日のタジェールで案の定遅れてくる先生たちを一人待ちながら、「絶対あの先生は来てくれる」とのんびりと待つことができた。そしてやっぱり、その先生は来てくれた。
よく「まーやって生き急いでるよね」と言われるけれど、生き急ぐのはよくないと思えるようになった。
自分のペース、自分ができることを精一杯やればいい。
それは誰にも見られないことかもしれない。でも、きっとどこかしら何かしらの形で残るだろう。
でも、きっと誰かは見てくれていて、そっと手を差し伸べてくれるかもしれない。
特に協力隊活動は、私は主役ではない。
先生たちが主役だ。
先生たちがいかに主体的に「やりたい!」と思ってもらえるか、そこを頑張るのが私。
先生が「いやだ」と思えば、あきらめる勇気というのも必要。
やってみる勇気より、あきらめる勇気の方が大変だし、精神的に辛いということを、ここボリビアに来て初めて知った。
なめくじペースでがんばります。
明日はそろそろ4月のまとめを書こう・・・。
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