ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地179日目ー立て直しー

 

 

昨日から一記事一記事カテゴリー分けすることにした。

これまでのはすべてカテゴリー分けできたので、見やすくなった&探しやすくなったかと。パソコンからの方が見やすいです。

 

 

 

さて、まずはおとといの話から。

いきなり久ぶりの大学の友だちから連絡が来た。

何かというと、「自分の教え子が将来協力隊になりたい」とのこと。

その子は中学生で、今からどんなことが必要かなどの質問が来た。

実は中高生からの質問はこれで4回目。みんな将来協力隊員になりたいと。

いろいろ質問に答えたが、今回は今までで一番自分的にしっくりとした返答ができた。

自分の頭の中が整理されてきたのだろうか・・・

こうやって聞いてくれるのは嬉しいな。

できれば日本の学校とテレビ電話などで交流をしたいが、やはり現場は忙しくて頼むことができない・・・。

 

 

さてさて本題へ。

今日は中学年を参観。

どきどきしながらクラスの扉を開けた。というのも、ここのクラスは去年荒れに荒れていたから。そして、昨日から新しい担任が来たのだ。

 

開けるとそこは、静かな教室だった。子どもたちが熱心にノートと向き合っている。

 

先生はニコニコして一人ひとりの机をまわっている。

そこに向かおうとする子どもがいると、「昨日のこと覚えてる?歩かないんだったでしょー!」って。それに従う子ども・・・!!

 

まずは挨拶をした。すると、私の活動を知らなかったのでいったん校長先生のところへ話しに行ってしまった。

その間子どもを見て回っていたのだが、すごく頑張っている。分からなくて立ち上がっちゃう子もいるけれど、説明したり、一緒にしようかと言えば元の席に着く。

 

戻ってくると、私に「あなたのことをちゃんと知らなくてごめんなさいね。私のクラスはいつでも来ていいですからね!」と言ってくれた。

 

その後、彼女はこう話した。

「今、本当は1年生でしなくちゃいけないことをしてるの・・・。昨日の初めはずっと走り回ってて、ノートに字も上手く書けなかったの。だから、1年生のことだけれど、ここからしているの。あなたは特に算数や国語の授業を見ると今聞いたけれど、今私は文字の練習をさせているの、ごめんなさいね。」と。

 

ノートにはびっしりの練習の足跡が。

でも子どもたち全然嫌な顔してない。むしろ張り切ってる!

「まや、見て!」って見せてくる。

先生がたくさん褒めている。

全くごめんなさいではない、むしろどうやって2日間でこうしたのか知りたい・・・!

「やりたくないー!」って言ってた子がこんなにびっしり書いている!!!

 

ボリビアは担任がほぼ変わらない。だから、急に先生がいなくなれば、新しい先生はどんなクラスの状況であろうとそこへ自動的に入ることになる。

荒れていたらそれを立て直しにかからなくてはいけない。

この先生はたった2日で落ち着かせていた。彼女の話し方や引き付け方は優しいのだけれど、その中にほどよい厳しさがあった。自分ならできない・・・。

 

また嬉しかったのは放課後。

チェックしてもらったノートを広げて母親に写真を撮ってもらうクラスの子。

なによりも保護者たちが嬉しそうだった。

 

これからすべてのクラスとコラボしていくけれど、この先生のことはもっともっと知りたいなと思った。

来週は1日いさせてもらえるようにお願いしよう。

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