ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

suかnuestroかという違い

 

 

まずは見てほしい。ボリビアの空。

人生で見てきた空の中で一番きれいだと思っている。

青くきれいに澄み渡っているのは、高地であるからこそ。

毎日富士山のてっぺんで頑張ってるみたいな感じ(笑)

この空が好き。

これをインスタに載せたら、大学の同期で私より1年先にブラジルで活動している友だちに

「任国外旅行から帰ると、任地がよく見せる説」と言われた(笑)

 

 

さて、今回は少し固め?な話。

というか、そんなことにわざわざこだわらなくても・・・みたいな話(笑)

 

でも、私にとっては大事だと思っている話。

 

私はタジェールやワークショップ、そして何かを説明するときには必ず

Nuestro (Nuestra)というのを使う。

nuestroというのは「私たちの」という意味。

反対に私はほとんどsuを使わない。

suというのは「あなたの(もしくは、あなたたちの)」という意味。

 

例えば配属先のことを言うときには、

su escuelaではなく、nuestra escuelaと表現する。

「あなたちの学校」ではなく、「私たちの学校」と。

 

これは私が結構こだわって使っていること。

というのも考えてほしい。

 

自分の働いているところへ見ず知らずの人が来たとしましょう。

そしてその人は私たちの働きぶりについていろいろ言ってくるわけです。

そんな人に「あなたたちの会社は」と言われるのはどうでしょうか?

「なんだ、何も知らないくせにうるさいな」とならないだろうか?

 

かわいい教え子たちのために部活で説明しよう。(笑)

自分たちが頑張って部活動に、まったく知らない人が今日から来る。

その人は自分たちの練習内容などについていろいろ言ってくるそうだ。

そんな人に「フォームがおかしい」「作戦が練られていない」と言われたらどうだろうか?

きっと、「なんだあの人は」となるはず。

部活で一生懸命になれるのって、もちろん大事な仲間と・・・というのもあるけれど、私にとって一生懸命になれたものはそれよりも、「一緒に頑張ってくれた先生」だった。

「一緒に頑張っている」というのが伝わるからこそ、「できるかわからないけれど、先生の言っている通りにやってみよう。」と思うのだと思う。

 

さて、話を元に戻す。

 

「あなたの学校は」と言われるのと、「私たちの学校は」と言われるニュアンスの違いが上の説明で伝わるだろうか。

 

私は、先生たちは反対するかもしれないけれど、勝手に「配属先の一員」だと思っている(笑)なんて厚かましいんだ(笑)

8月に配属先へ派遣されてから、「絶対この子どもたちをさらによくするんだ」「絶対先生たちの意欲を上げるんだ」と思っている。

それを伝えるためにはどうしたいいんだろうといつも考えているのだが、そこでまずいきついた答えがこれだった。

 

また、「〇〇してください」とかいう話ではなく、「〇〇しましょう」という言い方にもしている。

 

これまで、子どもたちに何か大事な話をするときには、言葉にこだわってきた。

そういう経験が、ここでも使われている。

 

・・・という少し堅苦しい話でした(笑)

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