任地165日目ー新年の活動開始ー
1月3日から昨日まで、初任国外旅行へ行ってきた。
行先はペルーとチリ。
人生で一度は行きたかったマチュピチュとイースター島へ行くことができた。
日本から行けば100万くらいぶっとぶらしいのでラッキーだった。
JICAボランティアは20日間、国外へ旅行することができる。
(日本でいう有給のようなもの。当然旅費は自費。)
ただし、国外は限られていて、ボリビアだと
ペルー、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、メキシコのみとなっている。
もちろんその20日を使って、日本へも帰れるが、せっかく南米にいるから、帰国の予定はまったくない。
むしろ2年間帰らず、でかくなった自分を見せたいとかいうよくわからないこだわりがある(笑)
旅行と言っても、かなりJICAからの制限がある。宿泊の施設も限定される。
それはそれで普通よりは安全に旅行できるので、初めての国でも楽しめた。
そして何よりもスペイン語がちょこちょこ通じるから楽しかった。ペルーの人もチリの人も、スペイン語を少し話せるだけで、すごい歓迎してくれた。
任国外旅行に行ったことによって、ボリビアと他の国の違いをいい意味でも悪い意味でも感じることができ、勉強になった。
とにかく驚いたのは、ボリビアの周りの国は発展しすぎている。
ペルーのリマ空港にはマックがあって、思わず同期と写真を撮ってしまった。
思わずスタバも飲んでしまった。そして他の国の同期に自慢した(笑)
ボリビアには両方ない。(サンタクルスというデカい都市にはあるが、ラパスからは遠いのでほぼ行かない)
普通の寿司にも遭遇した。ペルーやチリに来てまでも日本食を食べる・・・。
というかここぞとばかりに日本食を食べた。
「日本人なのになんであんな興奮しているんだろう」という顔で見られた。
(後でしっかり説明した(笑))
物価がマジで高かった。ボリビアで100円で飲めるフルーツジュースが500円くらい。
しかしとても冷えていておいしかった。
ボリビアは基本常温でぬるい(笑)どれもぬるい。
ホットコーヒーもホットと書いてあるがぬるい。
(標高が高いから沸点が80度くらい。)
だから、チリでカップヌードルを食べたときにお湯が熱くてびびった(笑)
歩いても息切れしなかった。むしろ日本にいたときよりスタスタ歩いた。マチュピチュで一緒に回った日本人は辛そうだった。(ラパスは標高3800m、マチュピチュはそれよりも低い。)
肌がすごい潤った。指先がうるうるしてた。というかむしろ油分が出すぎて顔がテカテカだった。(ラパスは乾燥地帯)
海がある国の流通のすごさを知った。
ペルーとチリに行ったときの旅行豆知識は明日書くとして、
今回は活動初日について少し書く。
今日は急に活動だった。15日からと聞いていたが、昨日校長に念のため問い合わせたら「明日8時半だよ。」と(笑)
聞いておいてよかった。
朝行くとこんな感じ。
今日は新入生の保護者が入学文書を提出する日。明日からは2年生以上の保護者がそれぞれ曜日に分かれてくるそうだ。
こんな感じで手続き。
新入生の保護者のため、私を知らない。
「なんで中国人がいるんだ?」と会話していたので、そこへ入って自己紹介。
快く受け入れてくれた。
校長に聞くと、新入生のための説明会とかはないらしい。
野犬大国、ボリビア。待ってる間に犬が大量に入ってきた(笑)
(そういえば旅行中野犬をそんなに見なかったな。)
その後校長に呼ばれて、お土産を渡しながらいろんな話。
ちょうどカウンターパートも来て活動の話。
来週からは私のタジェールのことを計画したりしてくれるようだ。
以前校長が活動していたJICAのプロジェクトの本を持ってきてくれて、活動計画のページを見たのだが、やはりすることは似ていて、「似てるね」って話をした。
よかった、活動計画にはかなり理解をしてくれているようだ。てか、「年末に私のことを思い出して、こんな昔のプロジェクトの本を見てくれてたの校長!?」と抱きしめたくなった。
カウンターパートは、来年度1年担任のため、「どんなこと最初にした?」と聞かれた。日本の1年生がひらがな、カタカナ、漢字を学習することにすごく驚いていた。
1年生を連続で担任したときの話をたくさんした。1年生ってできないことがたくさんあるところから、ほんとすごい成長するんだよねーーってにやけながら話した。
そんな他愛のない会話をしているときに保護者が入ってきた。
担任を変えてほしいという話。
かなり保護者は怒っていた。でもここはボリビア。
1年生から6年生まで担任が変わるということはほぼない。
どうなるんだろう・・・。
カウンターパートは校長に「いや、マックス3年間やろ。悪い意味で慣れちゃうよ。」って。私も同意見のため同じ話をした。
さて、どうなるのか・・・。
やはり、子どもの1年1年とても大切にしなければと思う。
子どもも保護者も担任を選べない。
1年間でどんな子どもになってほしいか、今後、どんな子どもになってほしいかをきちんと担任が持って、そしてしっかりと接していくことの大切さを知った。
日本に帰って、担任がすぐできるのならば(おそらくすぐ持つだろう)、自分のできる最大限をしたいと思ったし、そうするってここに誓いたい。
それと同時に「これまでの5年間の子どもたちは幸せだっただろうか」とすごく不安にもなった。
「まや、もう帰っていいよ(笑)」と校長に言われたため、カウンターパートと帰宅。
帰り道ふと空を見た。
こんな青い空をペルーとチリでは見なかった。
やっぱりこの空が好きだなあ。
市場に寄ったら、「ちょっと、全然来なかったじゃん!!」って。
覚えてくれているおばちゃんに感謝。
任国外旅行は楽しかったけれど、ボリビアが安心するかも・・・。
ちょっとまた新鮮な気持ちで活動ができそうである。
木曜日から会議が始まるということなので、家で黙々と作業するか!
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