ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

2018年を振り返って

 

 

今年もあと1日。

(もう日本は2019年か・・・)

 

今年は本当にいろいろな変化があった1年だった。

自分が本当に青年海外協力隊員になって、

自分がボリビアに来るなんて、

5年前の自分は想像することができていたであろうか。

人生って何が起こるかわからない、とてもおもしろいものだなと思う。

 

たって一度きりの人生だからこそ、自分のしたいことに向かって進むことは必要だなと思った1年だった。

もちろん、いろんなことを犠牲にした。

また、自分の決定によって、家族はきっと悲しい思いをしたとも思う。

だけれども、どうしても海外で挑戦してみたかった。タイで感じたあの気持ちをどうしても忘れられなかった。

今のところ、ここへ来れてよかったと思っている。

 

少しこの1年を振り返ろうと思う。

 

春、3月。

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教員1年目で担任した子どもたちを、6年生でもう一度担任し、無事卒業の日を迎えた。

自分の協力隊への合格は夏休みに決まっていたため、9月からは「1日1日が自分にとって子どもたちと過ごす大切な時間だ」とさらに思いながら過ごした。

子どもたちには言えないから、黄熱病のワクチンの副作用で辛かったときには、「先生、最近体調悪すぎじゃないですか?」と子どもに言われたが、何も言えなかった(笑)

卒業式の最後の教室でのあいさつでも、自分がここからいなくなることは言えなかった。

なぜ私があんなに大泣きで子どもたちに話をしていたのかは、保護者も子どもも後になって知ったのだろう(笑)

 

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子どもにもらったお守り。毎日使うリュックのポケットに入れている。

辛くなった時にはこれを握りしめて、自分を奮い立たせている。

やっぱり笑顔の自分を届けたいし、元気な自分で帰りたい。

 

訓練所生活。

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大切な思い出がありすぎて写真が選べなかった(笑)

訓練所生活は本当に大変だった。

毎日5~6時間のスペイン語、最低2時間以上の自習時間。

毎週の小テスト、土曜日まである課外授業。慣れない集団生活。

ここで出会った100人を超える同期たち。生まれた場所も違う、生きてきた環境も違う。でも「協力隊員としてなにかやりたい!」という思いは同じ。

こんなに話が合う人たちがいるんだ!と思える仲間に出会えた。

今はそれぞれの国に分かれて頑張っている。その頑張っている姿を見ると自分も頑張れる。

今でも連絡を取り合える仲間がいて、すごく嬉しい。

 

 

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公用旅券を手にしたときは、「無事隊員になれた!」というこれまで思っていた願いが叶った嬉しさと、「あぁ、本当に日本を出るんだ」という複雑な感情でいっぱいになったことを覚えている。
私たちはそれぞれの国で「日本代表」として見られる。自分がした振る舞いが「日本人の特徴」といった風にとらえられてしまう。気を引き締めなければなといつも思う。

 

日本で見た最後の空。

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この日は晴れていて、最高の出国日和だった。

訓練所を出て、出国まで2週間しかなかった。表敬訪問や準備などを含めると本当にきつきつの日程だったけど、会いたい人には会えたし、食べたいものは食べられた(笑) 

家族との最後の食事のときに本当に久しぶりに家族写真を撮った。今でもたまに見る。

ここへ来て、家族の大切さを知った。

 

ボリビア着。

https://www.instagram.com/p/BloaOl8nJ6S/

慣れない高山に辛かったときもあったけれど、なによりもボリビアに来れたことが嬉しかった。自分のこれからの生活にわくわくした。

 

8月、活動開始。

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私は5代目。初めは前任の隊員と比べてしまう自分がいた。(これは前任がいる隊員あるあるだと思う)
でも、「自分ができること、自分にしかできない強みを生かそう」ということを目標に、子どもたちと、先生たちと関わっていった。
かなり悩むこともあったし、つい最近も本当に嫌になったが、人と人のことなんだから、合わない人がいるなんてそんなの普通で。

そんなことに悩むよりも、巻き込める人からどんどんやっていこうと思えるようになった。でもこれは一人で解決できたことではなく、ボリビアの同期や他の国の同期に本当にさせてもらった。

 

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他の学校でもタジェールをさせてもらう機会もあり、自分のいい経験になった。

日本では研修を受ける側。でもこっちは研修を行う側。

いかにして先生たちに興味を持ってもらうか、「なるほど、やってみよう」と思ってもらえるかを常に考えた。

日本でも学ばせてもらう側だったが、ボリビアでも結局は自分が学ばせてもらっている。

 

そしてやはり考えるのは子どもたちのこと。

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学校へ来て、学ぶ楽しさを知ってほしいし、夢を広く大きく持ってほしい。

私は子どもたちに直接かかわることはほぼない。でも、授業補佐に行ったときには、「少しでも勉強って楽しいじゃん!もっと頑張りたい!」と思ってもらえるような声かけを心掛けている。

日本の子どもも、ボリビアの子どもも同じ。みんな頑張りたいし、褒めてもらいたい。

それがもっとボリビアの先生たちに伝わればいいのになあ。

 

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一番感謝しているカウンターパート。この人がいなければ、私は完全につぶれていた。

同じ考えの人で、いつも温かく迎えてくれたカウンターパートには本当に感謝している。

年は8歳くらいしか変わらないが、ほぼお母さん的な感じで頼っている(笑)

来年1年、一緒にがんばりたい!!!

 

最後に。

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昨日、友だちが来て思った。

ボリビアという国が大好きだなと。

「チナ、国へ帰れ!!!」と罵られることもたまにあるし、時間通りに来るなんて稀だし、ドタキャンもよくあること(笑)でも、本当に温かい人が多いし、すごく素直なところが私は好き。

帰国する前日には、どんなことを思うんだろう。

もちろん日本が一番大好きだけど、ボリビアも大好き!!

活動とは直接関係ないけれど、ボリビアの素敵なところをいろんな人に紹介したいなと心から思う。

 

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これからも続く活動生活。

活動の終わりを迎えることには、どんな風になっているかは分からない。

でも、先生たちを信じて、自分のこれまでを信じて、2019年も頑張っていこうと思う。

 

最後の最後に訓練所退所前日に見た掲示物を載せて終わりにする。

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2018年ありがとう!

 

4月からブログを読んでいただき、ありがとうございます!

これからもどんどん更新していきますので、また読んでください! 

読んでくださってる皆さんも、そしてもちろん私も!!(笑)

素敵な一年になりますように!

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