ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

半年たって考えること、感じること

 

 

今日は金曜日。

本の学校はそろそろ冬休みなのか?

ちょうど去年の今頃は現職教員の合格者の集まりが京都であったな。

あれからもう1年か・・・と思うと恐ろしい(笑)

この1年でできたことってなんだろう・・・と考えるのはやめにしよう(笑)

 

あと一週間でボリビアへ来て半年。

もう半年か。私の任期もあと1年3か月。

1年3か月後にはもう日本!

 

「人の細胞は数か月で入れ替わる」ということを聞いたため調べてみた。

毎日1兆個の細胞が入れ替わるらしい。

つまり1か月で30兆個、半年で180兆個!

脳の細胞は早くて1か月で約40%で入れ替わる。

胃などの細胞も数日で入れ替わる。

 

ということは、もう私の体はボリビアに染まっているのか!(笑)

(胃は3日くらいで入れ替わるくせに、下痢が続くのはなぜ?(笑))

 

そう考えると、いろいろ考え方も変わってきたなーと思う。

昨日事務所へ用事があっていくと、

「日本に戻って、すぐ日本のルールに慣れないといけませんよ。特に現職は!!」と言われた。たしかに帰国10日後にはもう社会復帰なのだ。

 

でも考え方としては、いい感じに変わったのではないかなーと思う。

なんでもきちきちやっていた自分としては、ちょっと緩さがでていいのではないか?(笑)

 

半年経って感じることをここに残しておく。

1年経って感じることはきっと違うだろうから。

 

 

~半年たって考えること・感じること~

 

①時間を気にしなくなった

これは別に時間にルーズになったとかそういうことではない(笑)

時間を気にせずにゆったりと何かをしたり、時間を忘れて楽しめるようになった。

日本にいたときは休日でも

「あ、月曜日はこれせなあかんから、今日これしとかないと!」

「あ、明日までにこれは絶対せなあかん!」

「今からごはん食べて、お風呂入って、選択してる間にこれして・・・」

みたいな、分単位・秒単位で物事を進めてた。

きちきちしすぎて「もういやー!」って泣きたいときもあった(笑)

でも、こっちの人って時間を本当に気にしなくて。

(いや、ちょと気にしてほしいけど(笑))

自分の時間は自分の時間としてとても大事に過ごしているなーと。

私も最近は仕事は仕事、自分の好きなこともしっかり時間を使うということをしているかもしれない。(かといって、そんな大した趣味は持ってないけれど)

 

 

②家族を大切にしようと思った

https://www.instagram.com/p/BkH0BuOHEnk/

(これはわが愛犬。少しバカだが、かわいいやつである。)

 

一人暮らしをしてから、友だちと

「やっぱり家族とはたまに会うのが一番だよねー」とか言っていたけれど、

いざ2年間会わない、会えないとなるとそんな感情はなくなる。

最近、家族との夢をすごく見るのだが、やっぱり心配になる。

お父さんの誕生日プレゼントはクラフトビールをネット注文で送ってしまったけれど、もっと健康的な物のほうがよかったかな・・・とか。

来年の誕生日はこれを送ろうとか。

もちろん、自分の体の管理もちゃんとしようと思う。

やっぱり何よりも大事なのは、これ訓練所でもどこでも言われるけど、「元気な自分で帰ること」。

1週間寝込んだ時はまじで泣いたけど、それからは体調がすぐれなければ無理することをやめた。

(と言いつつ、また下痢が再発。もう一体なんなんだ・・・。他の国の隊員も結構下痢などにやられてるから、これはもう仕方がないことなのかな(笑))

 

 

③日本が好きになった

日本にいるときにはまったく感じなかったこの感覚。

やはり自分は日本が好きだと。離れてこそ感じる感覚なんだろう。

これは旅行から帰ってきて、空港で日本食を食べて

「あーーー!日本最高!!!」とかそういうことじゃない。

なんなんだろう。言葉ではうまくできない感覚。

別に物がたくさんあって、便利だからとかそういうことでもない。

 

この感覚を1年後には言葉にできていたらいいなあ。

ここへ来て何度もアジア差別をされた。町をただ歩いているだけで陰口を言われる。

差別的な発言を普通に目の前でされる。

初めてマイノリティになったからこそ味わった感覚。

これまでも「●●人」ってあんまり言うのが好きじゃなかったし、そういう発言をした子どもにはいつも話をしていたけれど、やはり帰国してからもこれは絶対言いたくない。

だって、人は生まれた場所で評価されるものではない。その人となりを好きになりたいから。

 

 

④その反面、日本では改革が必要だと思う

https://www.instagram.com/p/BjeZ16Nny20/

これはおそらく海外に住んでいる人なら思うことだと思う。

日本はとても器用で、時間をきちっと守って、仕事も確実にこなす。

これは南米でもアジアでも、欧米でもアフリカでもかなり評価されていること。

日本人だと言うとすごく歓迎される。

 

だが、自分のことを大切にしているかと言われたら、それは評価できない。

自分の身を削ってまで残業をする。

残業をなしにして帰りましょうという日を作ると、逆に仕事が溜まってしまって、結局休日出勤になる。

今、中学校の部活顧問についての話題が上がっていたり、

教員の労働時間の話題があったり、

ブラック企業ランキングといったようなものがあったりするが、

これはやっぱり変えていかないといけないことなんではないかと思う。

 

仕事を減らせばいいとかそういうことではなくて、

休日にゆっくり休んで、

日曜日のちびまる子ちゃん笑点を見ながら、

「よし、明日からまた5日がんばるぞお!」

と思えるような職場づくり、環境づくりが必要だと思う。

 

ボリビアへ来て、「仕事やだなあ」という声を日曜日に聞いたことがない。

これは日本が見習うべきところではないのかなあ。

 

 

こんな感じでざっと自分の考えていることをまとめてみた。

1年後、どんな風に変わっているのか楽しみ。

さて、語学学校へ行く準備をします。

あぁ。。。また雷がすごいなっている。。。

 

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