ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

10月の記録を書いてみるー活動3か月目ー

 

 

昨日、ブログに「明日はタジェールだ!」と書いていたのに、

昨日の夜に「ごめん、水曜日にして!」と言われたので、

今日はとくにすることがなく終了・・・。

あ、でも面白いものを見れた!!

 

ミニタリーさんが子ども一人ひとりに200Bs(約4000円)を渡している!

実はこれ、毎年政府が小学生から中学生までの子どもたちに200Bsを渡すという行事。保護者が来て、一緒にもらう。5人兄弟なら1000Bsもらえる。

200Bsあれば、かなりいろいろな物が買える・・・。

10Bsランチが20回。

サルテーニャが40個ほど。

子どもたちがよく持ってくる袋のジュースなら200袋。

ボールペンなら30本ほど。

ノートなら10冊ほど。

結構ボリビアにはこういう制度が多い。

ラパスだとタダで通学用のリュックがもらえたり、学校に団体が来て、ノートや色鉛筆などの文房具一式をタダでプレゼントしたり・・・。

いいなあと思いつつ、ただこうやって渡すだけだと、ありがたみも子どもたちはそんなに感じていないし、もっといい方法はないのかなーと思ってしまう・・・。でも、お金に困っている家族にはかなりありがたいことだと思う。 

 

 

・・・ということで毎月恒例の主な活動記録を書いていく。

3か月目は・・・体調が悪いし、スペイン語は上達しないし・・・というなんかだらっとした一か月だった。もっと動きたい!・・・でもいろいろな状況でできない・・・みたいな。

3か月目ってこうなのかもしれない。他の隊員と話をしていても、なんだか活動に対して納得のいかない...というような話をする隊員ばかり。活動には慣れてきたのだけれど、困ったこともよく見えてきて・・・どうしたらいいのだろうと悩む時期なんだろう。

 

ではいってみよう!

 

 

10月はこれをがんばろう!と決めた

先生たちとの関係づくり

先生たちのいいところ見つけ

掃除について先生たちと話をしていく

 

と決めたが、掃除については話ができなかった。来月の目標。

 

 

主な活動記録

引き続き各クラスに入って授業補佐兼アドバイス

基本的にどこのクラスも入ることができた。

ただし、「今日は無理。」と言われるクラスもあり、日程調整に困った。

また、「授業を見たい」と言っても、「授業して」と言われるクラスもあり、別に授業はするけれど、先生は休憩・・・みたいな感じにもなったから辛かった。

また、いきなり「今日見に来い」と言われ、「今日は他のクラスを見に行かなければいけない。」と言うと、「じゃあいいよ!」と怒られることもあった。

んー・・・難しい。

手紙を書くのもあと2クラス。11月1日に全クラスの授業参観が終わる。

手紙は研究授業をした先生にさらにもう一枚渡す予定。初めての研究授業という先生もいるはずだから、そこはたくさん書きたい。

 

②タジェールの打ち合わせで校長先生と濃い時間を過ごす

なかなか会話をたくさんしない校長先生。

でも、校内の研究授業をするということで打ち合わせをしたときに、ぼろぼろとたくさん校長先生が困っていることが出てきた。校長先生もいろいろあるんだなあと。

ちなみに校長先生はカウンターパートではない。

校長先生と話しつつ、カウンターパートと話しつつというちょっと複雑な立ち位置の私。

あまり校長先生と話しすぎて内容を詰めていってもカウンターパートに申し訳ないし...。

カウンターパートが校長先生にならないかな・・・と少し思う。

これは相談してもいい問題なのか・・・悩む。

 

③ソーラン節指導

今月の途中で知ったのだが、実はソーラン節はダンス発表会で発表するためにやっていた(笑)

ちなみにこの発表会は18クラス、すべてのクラスが別のダンスをする。教えるのは体育と音楽の先生のみ。つまり3人~4人で18クラスの指導を手分けしている。かなりしんどそう・・・。

ソーラン節はなんとか完成が見えてきたし、ラッキーなことに会が延期になった(こんなこと日本でなら絶対ないwww)おかげで、まだ練習できる。

子どもたちはやる気だし、指導している先生もたくさんアイデアをくれるからありがたい。

 

今月の収穫

帰り道、とぼとぼ落ち込みながら帰ることが多かった今月。

「あー、今月の活動、何もなかったなあ・・・」と思っていたが、今日、体育の先生に救われた。

今日は見る授業がなくて、一緒にダンスの練習をしていたときのこと。

最後一回踊る前に子どもたちを集めた。アドバイスをする先生。

踊っている最中、とにかく褒めてた。

すると私のところへ来て、「やっぱりモチベーションが大事だよね!だから褒めてる!」って。

よかった・・・と思った。こうやって考えている先生が一人でもいるだけで私は幸せだと思った。この人、本当に熱いハートを持っていて、6年生の女の子とも真剣に向き合って、その子の話をしっかりと聞きつつ、でも叱るところは叱っていて。子どもたちが納得できる叱り方だと思った。

この人ともっとコラボしたいなあ・・・。(苦手な体育だけど・・・ww)

 

 

11月の目標

・先生たちにアドバイスを始める

・算数の教材や指導案を考え始める

・掃除について来年度からの計画を立てる

・活動計画表について校長先生と話をする

 

 

こんな感じ。

もちろん先生たちとの関係づくりは続けていく。

でも4か月目に突入するから、少しずつ自分の意見も言っていこうと思う。

また11月からは算数に特化したタジェールの計画をしたい、というか校長もそれを望んでいる。

授業の流れというものがあまりないから、ちょっと強引かもしれないが、授業のある程度みんなができるような型(導入→考える→交流→まとめ→練習問題といった感じのもの)を伝えるのも、ボリビアでは必要なのかな・・・と思う。

先輩隊員が残してくれていったグアテマティカ(中米グアテマラでJICAが共同して作った算数の教科書)を家に持ち帰ってきた。久しぶりに教材研究でもしよう。

 

12月初めには学期末。あと1か月ほどのこのメンバー体制。

少しでも何かできたらなと思う。

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