ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地56日目ー配属先での初タジェールー

 

 

ボリビアへ来てちょうど3か月というこのきりのいい日に、

配属先での初タジェールしました!

もう今日まで本当にいろいろ悩みながら作ったタジェール。

覚えられなくてカンペを見るしかない・・・と半泣きになったタジェール。

なんとか終わった!てか幸せだった!

 

10人来るのが目標だったけれど、

校長先生やCP、テレサのおかげで17人も来てくれた!

今回は先生たちが一番困っていた「聴くこと」についてのタジェール。

一回では全部を語るなんて無理だから、少しずつかいつまんで話した。

どんな話だったかは、あまり需要ないと思うけれど、紹介!

 

※写真は同期隊員が撮ってくれた!ありがとう!

 

「私は一人の教員です」

今回初めに伝えたかったことは、

・私は一教員であること

・私の方法は一つの方法であること、子どもたちが違えば実践は違うということ

・だからこそ、自分のクラスの子どもを思い浮かべて話を聞いてほしいということ

これを初めに話した。

 

 

教師は一つの力が長けていてもだめ

教員には大きく分けて2つの力があるよねという話をした。

(本当はもっとたくさんあるけれど、少しずつ。)

授業力と学級経営力。

「どちらがより大切だと思いますか?」と尋ねてみた。

みんな「学級経営力」を選んだ。

 

「私は両方どちらも欠かせない」という話を自転車に見立てて話をした。

自転車はどちらかのタイヤが大きかったり、壊れていたら進まない。

どちらもバランスがとれているからこそ進める。

それは私たちにひつような2つの力も同じ。

 

 

子どもってなぜ聞けないんだろう?

いろいろ理由はあるよねって話をして、自分の考える理由を4つ話した。

「あぁ、クラスにいるよね(笑)」ってみんなで笑う。

 

「子どもたちの集中が持つ時間」という実験のクイズをした。

ちなみに子どもたちが集中的に聞けるのは「年齢+1分」らしい。

先生たちはびっくり。

でも大人も嫌いな音楽聞きたくないよねって話をした。

つまり、「子どもたちは聞きたいんだけど、集中が切れちゃうのはしかたがないよね」という話をした。

大人が何か手立てをしたら、聞けるかもしれないよって。

 

そこで、「じゃあ、どうやって聞けるようにしよう?」というのを少し考えてもらった。

これまたいろいろ意見が出る。おもしろくてついつい笑っちゃったり。

一人意見を言ったら拍手したり。

終始和やかな雰囲気でできたことが嬉しかった。

 

自分の実践を紹介

紹介だけれど、「子どもたちが違ったら、実践は変わってくるから、子どもたちのことを思い出して聞いてください」ともう一度伝えた。すると、うんうんうなづいてくれる先生たちがいた。

いくつか紹介。

「聴く」という漢字には「耳」だけじゃなくて、「目」と「心」が入っている。

聞くのはただ耳を使うんじゃなくて、目や心も使って聞くんだよという実践。

ミニ模擬授業的な感じで紹介した。みんな子どもになって考えてくれたのが嬉しい。

これ、結構先生方のウケがよかった。メモしていた先生も多かった。

 

聞くためには集中を持たせることも大切。

黒板の横に、「今何をしているか」を書いて見せてたよーという紹介。

 

 

自分のクラスを振り返る時間

自分が紹介してはい終わり、ではやっても意味がない!ということで、振り返る時間を作った。これを聞いて、自分はどう生かすか。

みんなたくさん書いてくれた。

本当にびっしり。

「聴くことの大切さを話す」

「『聴く』イラストを用いて話す」

「視覚的なイラストを用いて聞かせる」

「時間をしっかり提示する」などなど・・・

見ていてとても嬉しい内容。これは、しっかりコメントを書いて返す。

 

 

 

最後は拍手をもらって終了。

同期隊員に来てもらっていたので、全員で「聴くポーズ」で記念撮影。

とてもいい記念になった。

 

帰って今日の感想を見てみた。

「聴くことの大切さをしれてよかった」

「とっても興味深かった」

「自分たちが足らないところを知れた」

「いいことを知れた」

「この時間を忘れない」

これを見て泣いてしまった・・・。

これで、先生たちのこれからに少し役に立てるといいなあ。

 

記念すべき3か月目にふさわしい時間だった。

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