任地52日目ー国語に対する疑問ー
本日は日曜日。久しぶりに休息できた日曜日。
教員時代も休息って大事って思っていたけれど、ボリビアへ来てからさらに思う。
(これ前も言ったはず)
富士山以上の標高
強い紫外線
慣れない文化
スペイン語・・・
慣れてきたとは言うものの、体は正直。
そういえば、昨日、2週間ぶりに会った先輩隊員に「まーや、めっちゃ黒くなった!」って言われた。腕の微妙な部分から焼けるのが嫌だから、最近昼間は半袖で焼いている(笑)言われてみればたしかに自分がどんどん黒くなっている気がする・・・。
みんなには「10年後が大変よ!後戻りできないわよ!」って言われたけど、焼いてます(笑)
よし、今回は国語教育について話をしようかなと。
何日か前に、「今度書きますね」といったことについて。
基本的に、国語の指導はこんな感じ
この前、たまたま日本人の方で、子どもをボリビアの現地の学校へ行かせている人と話をする機会があった。
「こんな長く住んでいて、もうカルチャーショックなんてないと思っていたけれど、子どもを小学校へ入れて、すべてがカルチャーショックだ」と言っていた。
たしかに日本の教育を受けてきた人にとってはそう感じる。私もその一人。
いろいろな人の話を聞いたり、自分がこれまでに見てきた国語の授業はこんな感じ。
・文字をひたすらなぞる練習
・筆記体の練習
・綺麗に書く練習
・聞いて書く練習
ここは「ノートを綺麗に書こう!」というのがすごく強い。
前にも書いたが、保護者が見るものは唯一、このノートだけ。
だから、子どもたちも色ペンを使って、すごい細かく書いていく。
日本の子どもたちと比べたら、ノートのきれいさはボリビアの子どもたちが圧倒的に勝っている。ものすごくきれい。
また、スペイン語だからというのもあると思うのだが、ディクテーションが多い。たいていどのクラスでもやっている。というのも、「L」「R」の発音が難しく、綴りができない子が多い。だからこそ練習しているのはとてもよくわかる。納得できる。
また、読み取り(物語文系)はこんな感じ
・読んで終わり
・読んで好きな場面の絵を描く
・「誰が怒りましたか?」「●●は何をしましたか?」という一問一答形式に答える
かなり驚いた。この1時間で何がしたいんだろうと一生懸命くみ取ってみたが、難しかった。
配属先の校長によっては、日本の国語教育を取り入れてみようという学校もあって、算数に限らず、国語もやっていく配属先もあるようだ。
でも、私の要請は算数である。
また、会話していく中で、お願いされていることも算数。
なかなか「ん・・・?」と思ってもできない。
そして最近思う。
自分にとって「ん?」であっても、先生たちにとってはそれが当たり前。
そして、それで子どもたちが困っているか・・・と言えば困っていない。
日本の教育の押し売りになってはいけない。
現地の人が「これいいな、やってみよう!」と思わないと。
そして持続していけるものを。
職種が違う同期も、これにすごく悩んでいる。
自分がどこまで突っ込んでいいのか、かなり難しい。
私はとりあえず疑問は持ちつつ、チャンスがあれば国語もやりたい・・・
でも、今は言われた要望に一緒になって活動することがベストかな。
ボリビアへ来てあと4日で3か月。
少し進みつつあるものの、困ることも多い。
自分という存在意義を考えながら、
自分がいなくなった後のことを考えながら、
一番に大好きな配属先の先生たちと子どもたちのことを考えながら、
将来的にはラパスの先生、ラパスの子どもたちのことを考えながら、
がんばるぞ!
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