ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地42日目ー新しいクラスへー

 

 

まずはこの写真を見てほしい。

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これを見て、どう思うのだろう。

「なんだこの座り方は」

「行儀が悪い」

「家のしつけが悪いのか?」

こう思う人もたくさんいるであろう。

でも、これを見て、私はそうは思えない。

それはこっちへ来たからこそ感じることなのか、

それとも自分が教師だからかわからないけれど。

 

私は、「工夫しているんだな」と思う。

本の学校の机やいすは基本的に可動式

もし大きければ下げてその子に合った大きさにすればいい。

でも、ここの机いすは違う。完全に固定式

 

授業の前はきちんと座れる。

sientate bien(ちゃんと座りなさい)と言われたら座れる。

でも、ノートを書こうとなると、この3年生にとってこれらの机いすは大きすぎる。

足を上にあげて、そこに座れば、彼らにとってちょうどいいのである。

 

先生たちはちゃんと座ることを徹底しようとはしているが、

これはこれで仕方がないことなのかなと思う。

 

 

新しいクラスへ

今日からまた新しいクラスへ。今日の先生は、あまり学校でも話さない人。

でも、どうぞどうぞと入れてくれた。

終わったときにお礼を言うと、「何を言っているんだ。お互いに助け合ったじゃないか。お礼なんていらない。」と言ってくれた。

 

今日のクラスの雰囲気がすごく好きだ。

子どもたちはとても元気である。たまに話を聞かなくて怒られてしまう、そんなこともある。でも雰囲気がすごくいい。

子どもたち同士でけなすこともない、殴り合ったりすることもない。

みんなとなりの子とにこにこ授業を受ける。

 

それはきっと、この担任の先生だからこそなのだなと思う。

とても聞きやすいスピードと声色。

常に落ち着いた態度。何が合っても怒鳴ったりはしない。

ノートを書いていくときも、説明が分かりやすい。ほとんどの子がその説明でできる。

 

もちろん気になることはある。

でも、この心地よさを作っているところが素敵なところですと伝えたい。

今日、「どう?このクラス?」と聞かれて、それをうまく伝えられなかった。

悔しかった。

 

明日渡す手紙に、自分の気持ちをしっかりと書いて伝えよう。

 

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