ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地41日目ー心境の変化ー

 

ボリビア同期隊員で、私のように毎日ブログを書いている隊員がいる。

その人のブログを見ていると、「つい8秒前くらいに『任地30日』と書いた気がするのに・・・」というようなことを書いていた。

たしかに。こっちへ来てから1週間がやたらと早い。

でもそれはきっと充実しているからなんだろうなと思う。

 

このたった40日間で、いろいろ心境の変化があった。

かなり波もあった。別に誰かに相談するとかいうのはあまり好きではない人だから、そこまでたくさん悩みを打ち明けてはこなかったが、結構きついと思うこともたくさんあった。

でも、今振り返ってみると、それって結構ばからしいなと思うことで。

なんでそんなことで悩んでいたんだろうと思えるようになってきている。

 

そう思えるようになっているのは、配属先の温かい雰囲気があるからだと思う。

細かくは書けないけれども、自分のこの心境の変化を忘れないためにも、少し書こうと思う。

 

 

私を一同僚として扱ってくれている

思えば初日からそうだった。「ボランティア」というよりかは、「同僚」という雰囲気があった。言葉では上手く説明できないが、そんな風に自分は捉えている。

最近では、休み時間のお茶会に参加して、冗談まじりの話にも入れるようになってきた。desayunoを子どもたちと食べてから、また先生たちとパンを食べる(笑)

でも、その時間が結構大事だなと思う。

いつも体調を気遣ってくれる。私も体調が悪そうな先生がいれば、話かけるようにしている。今日は、昨日体調不良で休んでいる先生とたまたま会って、「大丈夫?」と聞いた。すると、とても嬉しそうにハグをしてくれた。日本ではハグってほとんどしないけれど、喜びがすごく伝わってくる。

 

今は、この配属先の一人ひとり個性がある、この先生たちが大好きだ。いろいろ困難はあるけれど(これからもあるだろうけれど)、この人たちと一緒に頑張っていきたいなと思う。

 

 

先生たちの意識の変化

そんな大きく変化がみられるということではないが、確実に意識が変わっている。

別に私が「これをしましょう!」とかそういうのは言っていない。でも、変わっている。

例えば、ごみのこと。今でもごみは落ちているけれども、先生の中で「ごみを拾おう」という意識が大きくなっている気がする。実際、休み時間にごみ箱を持って「ごみはありませんか?」と聞いているクラスが増えている。

歴代の隊員もしていたということもあり、私が10か月ぶりくらいに配属されて、それを思い出せたというのもあるのかな…?と感じている。

 

また、クラスに3日間ずつ入って授業補佐をしているのだが、「明日はこういう授業をするよ。」と事前に教えてくれたり、「明日からは子どもたちがもっと話を聞けるようにやろうと思って。」と言ってくれる人も出てくるようになった。

自分という存在が、そうやっていい刺激になっているのかなと思うと、とてもありがたい。

 

 

自分の教育観の整理

教育観なんて、経験年数がまだ5年の自分が言ってはいけないことかもしれないが、ここへ来ていろいろ整理ができるようになってきた。

日本にいたときは、目の前の子どもたちに必死で、もちろんいろいろクラス運営に対して作戦も立ててきたつもりであった。でもやはり目の前のことに追われて、その自分の考えを整理するなんてまったくできなかった。

でも、ここへ来て、いろいろな授業やクラスを見せてもらうことによって、自分が今まで大切にしてきたことが分かってきた。

 

 

もちろん私の役目は技術移転なのだが、なんだか自分の方がたくさんのことを教えていただいているような感じがする。

この出会い、この環境に感謝しつつ、明日からもまた進んでいこう。

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