サンフアンでの研修
本日はサンフアンでの研修について。
鳴門教育大学との共同プロジェクトの一つ
今回参加させていただいたコンクールは、鳴門教育大学とJICAの草の根技術協力プロジェクトの一つ。
主に
算数(特に図形)の技術向上
PSP(日本でいう総合的な学習)の技術向上
これらを目的としているそう。
今回はそのプロジェクトが一年経ったので、鳴門教育大学から先生が二人見えて、自分達の実践の発表をするというコンクールだった。
コンクールの様子
まずはサンフアンの日系の子どもたちのソーランの披露。そのあとには、ボリビアの子どもたちによりサンタクルスのダンスも披露してくれた。
はじめは算数部門。
算数のコンクールでは、模擬授業と自分の活動のプレゼンの両方が行われた。初めてこういうコンクールがあると聞いたが、先生方の熱意が伝わってくる。
これは教室で使っている、図形のカードゲーム。こうやって教室に掲示しているとのこと。
この人は、算数部門での優勝者。
PROMECAという昔ボリビアでやってたプロジェクトで学んだ人ということもあり、ホワイトボードには、今日のめあてを書いていた。
続いてはPSPの部門。
この先生はいらなくなったものを使って、生活に使えるものを作ったそう。写真はCDとペットボトルを使って歯磨きセット入れを作ったと発表している場面。ほかにも傘の布でポケットホルダーを作っていた。
これは自分達の近くの川を汚さないようにという授業。環境教育隊員なら近しいのを見たことがあるかも。水にいろいろなもの(食べ物、葉っぱや廃棄物など、身の回りにあるもの)をいれていって、「これ、みんな飲める?」「こんな川をどう思う?」っていう問いかけをしていくもの。
鳴門教育大学の先生いわく、タジェールを生かしてこの地域に合うように工夫しているとのこと。
これは、汚い水をろ過してみようという活動の一部。
コンクールの優勝者は日本で研修を受けられるという特典があった。
優勝しなくても、日本の算数教具などを賞品としてもらっていた。
あともう一年あるプロジェクト
このプロジェクトは二年間という短いプロジェクト。でも、コンクールを見て、先生方のやる気をすごく感じて、二年後、また見たいなと思った。
自分の活動も約二年。
二ヶ月活動して感じるが、ボリビアの先生方って認められるとすごく伸びるなと。アイデアもすごい。一ついうとあれもこれもとアイデアが出てくる。今回のコンクールも面白いものがたくさんあった。
先生方との関係を築きつつ、自分も先生方のやる気や熱意をさらに引き出せるような活動をしたいなと思った。
また鳴門教育大学の先生方や院生(元隊員)の方ともお話ができた。
「まだ日本では帰国した教員の待遇があまり...」と先生はおっしゃっていた。帰国して、その力がいかせられるかなんてたしかに難しいし、何よりも現場の即戦力にはならないかもしれない。また、考え方がやはり少し他の人と異なってくることもあると思う。
でも、「そういう教員こそ、引っ張っていけると思う、大事だと思う。」とその方は言ってくださった。
帰国後の自分を想像すると不安になる日々であったため、少し気分が和らいだ。そうやって温かく見守ってくださる方がいるというのを聞いて安心できた。
今日は夕方にサンタクルスをでて、明日からはまた活動の日々。
ラパスから初めて離れて、ラパスの人のごちゃごちゃ感とはまた違うサンタクルスでちょっと息抜きができた。
来週からは自分のこれからの活動を左右するようなことが目白押し。
楽しみながら活動しつつも、少し力を入れていきたい。
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