ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地25日目ーいつも気づかせてくれるのは子どもたちー

 

ついにボリビアへ来て2か月。

早かった。

このまま早々に過ぎていくのか。まだ何もしてない。

自分は現職参加だから1年9か月。あと1年7か月。

何ができるんだろう・・・

そんな不安がよぎる今日この頃。

 

でも、そういう考えを払拭してくれる言葉があった。

 

本日も引き続き1年生の教室へ

朝からlenguageの勉強。

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aから始まる言葉を考えるという授業。でもいきなりは難しいから、先生がこういうプリントを用意していた。aから始まる言葉が載っている。

この言葉を確認した後、子どもたちそれぞれがこの単語から5つ選んで文を作りましょうという活動に入った。

私は困っている子どもたちのところへ行って一緒にやっていた。

10分くらいが経った。ほとんどの子は終わり始めた。

私は一緒にやっていた子が終わったので、その子のとなりの男の子をふと見た。

 

 

まだ2つしか終わっていなかった

「あー、先生も次に進みそうだし、どうしよう。」

と思いながらその子に近づいた。

すると、その男の子はにこにこしている。

ん?なんでだろうと思った。

すると、その男の子はこう言った。

 

 

あと3つで終わる!がんばる!

私はハッとした。

私は、「まだ2つしか」と思ったのに、

この子は「あと3つ!(もう2つした!)」と。

 

私はその子をマイナス的な感覚で見てしまっていた。

そうだったとまた思い出した。

教員だったとき、いつもプラスのイメージで子どもたちを見ようと気を付けていた。

子どもたちは何も怠けてなんかいない。この子は2つ、やり遂げた!という気持ちがある。それを大人が「まだ2つか!」って決めつけるのはいけないなと。

出来たことを認めることが大事だなと。

 

 

この考えは、協力隊員が必要な考えだと思う

これは別に子どもたちへの見方で大切なことだけではないなと。

協力隊員として活動していく中で絶対に大切になってくるなと。

 

このまま早々に過ぎていくのか。まだ何もしてない。

「他の同期の現職隊員は経験年数が自分より多い。自分も他の教員みたいにできるのか。」

と思っていた自分。

他の隊員もいろいろそういったことで悩んでいる。

 

でも、本当にこの2か月何もしていないのか。

 

町の人に名前を覚えてもらった

配属先の人と会話できるようになった

少し仕事を与えてもらえた

配属先の人が自分がやってきたことに興味を持ってくれた

任国・任地の言葉で少し話せるようになった

 

これらは自分たちがこの2か月で活動してきたこと。

何もやっていないんじゃないなと。

 

 

教員のときもそうだったけれど、いつも何か気づかせてくれるのは子どもたちで。

またここボリビアでも、子どもたちに気づかせてもらった。

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子どもたちがもっともっといろいろなことに目を向けて、

自分の足で突き進んでほしいから、

本当に1ミリ単位の活動かもしれないけれど、

自分なりに、自分なりの活動を続けていこうと思った。

 

 

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