ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

任地20日目・21日目ー新たな人との出会い&もやもや感ー

昨日のご飯の記事

maya-bolivia.hatenadiary.com

 ごめんなさい!画像が見えなくなってしまいました><

母から「お米の記事、画像が見えない。」とラインが来まして。

(あ、家族もこのブログ見てます。生存確認用です(笑))

というのも、画像をgoogle photoから使ってて、その画像を携帯で消してしまったため、見えなくなってしまいました、ごめんなさい!どうか、私のつたない文章でなんとか理解していただけるとありがたいです!

 

 

さて、本日は昨日と今日のことを。

今回はかなりネガティブな記事ですので、いやだなと思われる方はここで戻るボタンを。でも、これが協力隊活動での現実。見たい人はどうぞ。

 

 

任地20日目

20日間連続ブログを投稿しているのだと少し達成感がある。

 

この日は新たな人との出会いがあった。

 

①中学校の校長先生と出会う

うちの学校は昼から中学校へと変わる。たまたま職員玄関から出たら、見知らぬ人が立っている。挨拶をすると、「JICAの人間か?」と聞かれる。

そうですと答えると、その人は中学校の校長先生だった。

「ぜひ、昼から来てほしい。何の科目ならいける?」と聞かれた。

「一応・・・英語ですかね・・・」と苦笑いで答えたら、ぜひとのこと。

前にも書いたが、ここへ来たら「イエス」しか言わないと決めていたから

(「イエス」と言ったら絶対何かおもしろいことが経験できると思っているから)

「イエス」と答えた。もう少し慣れたら昼も行ってみたい。

 

②本屋のおばちゃん

本屋と言っても、TSUTAYAのようなものではない。

こんな感じのような人が4人入ったらぎゅうぎゅうになるような本屋兼文房具屋。

どうしても国語辞典(スペイン語の単語の意味がスペイン語で書かれている辞書)が欲しかったから買いに行った。

まさかの400円。安い。これで勉強できるならOK。ということで購入。

そしたらおばちゃんが、「この近くに住んでるのか?」と聞いてきた。

「3週間前から住んでます」というと、「何かあったらいつでも言っておいでよ!」と言ってくれた。

この町には大きな野良犬と小さな商店と家しかない。でも、この町の人たちは本当にいい人ばかりである。ありがたい。

 

 

任地21日目

本日から別の1年生のクラスへ。今日は担任の授業ではなく専科の授業。

1時間目は体育。外へ行ってまずは並ぶ。

f:id:mayabolivia:20180824031245j:plain

この学校では、肩に手を置いて並ぶようだ。もう並んでいるときからかわいい。

ニヤニヤ…と見ていたら、先生から一言。

「まや、ちょっとよろしく。」

なぜ?と聞く前にいなくなる体育教師。

そう、いきなり体育の時間を任された。(笑)

ということで思いっきり遊ぼうということに。

まずは、話聞いてほしかったから自己紹介から。

私の名前はアイマラ語という現地語で「1」という意味。だからすぐ覚えてもらえた。

 

その後は鬼ごっこ

「鬼はね、こわいんだぞー。つかまっちゃダメだよー」と言いつつする。

なかなか集中力の続かない超がつくほどの元気な子どもたちだから(笑)、

ルールを小出しに。やるたびにルールを追加した。

すると、少しずつ変わるし楽しんでいたし、よく守れていた。

「ちゃんと座っていて、ちゃんと先生の話を聞いた子が鬼さんになれるんだよ。」と言って始める。やんちゃ坊主たちが座る(笑)

でも、座れず走り回る子もいる。(笑)座らないというよりか「座れない」という言葉が正しいと思った。

 

次は男女対抗リレー。

交代のときにタッチすることをルールに入れたのに、やんちゃ坊主たちは覚えられず(笑)でも最後はうまくいって拍手して終わった。

 

 

音楽の授業のあとは宗教の時間。

この時間も先生がいなくなった。私は色塗りの見守り。

待てど暮らせど先生は戻ってこない。たしか会議と言っていた。

なんだろうと思いながら見守り。

やはり戻ってこない。

やることがなくなった子どもたちは教室を這い始める。

もう私の声なんて聞こえない。一人ずつ対処。一人話すと、一人動く。

ボリビアで初めて叱ってしまった。

 

でも、しっかりなぜだめなのか理由を言ったり、今何をする時間なのかをはっきりしたりすれば1年生でも分かった。「さっきより上手に塗れているね」というと、がんばる子どもたち。

あと少し、あと少し・・・と先生を待った。

 

先生が戻ってきた。

その後別の先生が来て言った。「明日は学校はありません。」

 

そう、明日は教員の組合のストライキ・抗議集会がある日。

先生たちは授業中にそのための会議をしていて、結局休みにしてストライキに参加することにしたようだ。

つまり、私と子どもは3連休となる。

「まやも行こう!」と言われたが丁重に断った。

 

ここでいろいろともやもやしてしまった。

ボリビアではこういう休みが多いとは聞いていたが、なぜかもやもやする。

 

なぜ子どもたちの教育を保障しないのか。

今、子どもたちは授業中である。たった1日に4時間しかない貴重な教育の時間である。なぜそれを放っておけるのか。

でも、途上国だからこそなのだとも理解できる。

日本の教員とはくらべものにならないほどの給料しかもらっていない先生たち。

抗議行動は自分たちの生きるために必要な行動。

でも、なぜストライキの日が分かっていたのに、今会議をするのだろう。

子どもたちが帰ってから集まって話して、「明日は休みです」ではだめなのか。

 

これはきっと、もっともっとボリビアという国、ボリビアの教員の生活を理解をしていかなければなかなか納得できないのだろうな。

 

初めて活動でもやもやした。

 

でも少し楽しみなこともある。

明日、同期の小学校を見に行けることに。その学校は休みではないそうだ。

これをいい機会ととらえて活動していこう。

 

 

ラパスでの一枚。少しでもいい感じでブログを閉じよう(笑)

 

*ブログ、読んでくださりありがとうございます!読んでもらっているんだと思うと、とても元気になれます!*

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