ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

2018年度春募集受付開始!応募調書について!

どうも!まーやです!

ついに4月になりました。ついに、ついにという感じです。

訓練まであと4日。訓練までにできることを、できるだけしようと思います。

 

明日から、【2018年度春募集開始】ですね!

ということで今回は、私の応募調書を大公開しようと思います!

私は、現職教員特別参加制度を利用しての試験ですので、そこから話していきます。

 

現職教員特別参加制度はちょっと違う!

見出し通り、違います!何が違うか。

それは、教育委員会を通さなければ試験が受けられない」ということです。

現職教員は以下のような流れで進めます。

 

管理職へ伝える

↓ GOサインが出たら

各県の教育委員会での問い合わせ

(普通のJICAの応募締め切り日とは全く異なりますので注意!

私は、開始前から、市の教育委員会に問い合わせてもらいました。)

教育委員会で提出と言われる書類を集める

・JICAから提出をお願いされるもの

 応募者調書

 応募用紙

 語学力申告

 問診票

教育委員会でお願いされるもの

 推薦書(校長先生に書いていただきます)

市の教育委員会へ提出

 

 

となります。

自分でJICAから応募するのとは、締め切りも方法も変わってきますので、注意してください!

また、私は書類を提出したら、そのまま一次試験へと通過できましたが、

これも県によります!

現職教員特別参加制度は、ボランティアで派遣中、県から給与が支給されます。

だから、何人も派遣をするというのは金銭的に難しくなります。

県によって今年度は何人なら派遣できるかというのが決まっていますので、

もし、希望者が多くなった場合は、教育委員会での面接もあるそうです!

 

 

現職教員特別参加制度を利用するならば、受けられるのは春募集のみ!

現職教員特別参加制度を利用すると、訓練を年度初めの4月から開始し、

1年9か月の派遣後、また年度初めから仕事に復帰できるようなシステムとなっています。(他の人たちは2年間派遣となります)

だから、「秋募集、また受けてみようかな…」は無理なのです!

私たち現職教員が挑戦できるのは年に1回。仕方がないですよね。

 

 

気になる応募調書の中身は?

私が去年の今頃本当に困ったのは、応募用紙にどんなことを書くかということです。

それぞれの項目、5行ほどしか書けません。

何をJICAに伝えたいか、何をしたいか、帰国後どのような還元をしたいか

しっかり練って書く必要があります。

私は書いた後、管理職に見ていただきました。

<書く項目一覧>

 

・ボランティア活動に参加する動機、抱負

・自身が考えるボランティア活動の意義、目的

・この職種(小学校教育)を希望した理由

・この職種に対する自身の経験、セールスポイント(その際、自分の選んだ養成内容に対してのセールスポイントも述べる)

・この職種に携わる際に想定される自身の弱点

・自己PR(希望した職種に関係する経験以外で特筆すべき経験)

・ご自身が実際の活動に取り入れたいと思うアイデア

・実際に派遣された場合、どのようなボランティア活動を行うのか、活動内容、日常生活を含め具体的に

・帰国後、参加経験をどのように生かしたいか

 

では、一つずつ見ていきましょう!

(と書きましたが、ちょっと個人情報があったので、大事なところだけ)

 

ボランティア活動に参加する動機、抱負

大学3年生の時に授業で行ったタイで、日本とは違った授業実践を参観し、「様々な指導方法を知りたい。」と感じました。その一方で、タイでは貧富の差があり、学校へ行くことも難しい現状があることも知りました。街で演奏をしてお金を得て生活している子どもたちを見て、「少しでも多くの子の学べる機会を保証し、笑顔にしたい」と思いました。自分が経験・実践してきたことを伝えたり、現地の教育の良さを自分自身吸収したりしながら、その国の教育に携わりたいです。

 

自身が考えるボランティア活動の意義、目的

ボランティア活動とは、「自分ができることを自分の意志で一生懸命に行い、現地の人とともにつくりあげていく活動」だと思います。私は大学生の時に、小学校での学習支援ボランティアをしました。そこでは、学習が苦手な子どもたちが、参加できるような声かけを心がけました。そこで学んだことは、その子をよく見て、どんなことが苦手なのかを知ることと、担任の先生と今日は何をさせるかを確認し、連携を密にすることでした。今回の活動でも、自分ができることを精一杯行い、その国に応じた教育のあり方をともに学び、高めたいです。

 

この職種(小学校教育)を希望した理由

「少しでも多くの子を笑顔にしたい」と思ったときに、自分ができることは、教育分野での協力でした。「個々の子どもたちに応じた指導・支援」を考えてきた自分の経験を生かし、「わかった」「できた」と子どもたちが笑顔になれるような協力をしたいです。また、私は子どもの成長に関わることが好きです。自分が関わる子どもたちの成長を身近に感じることができることは、私にとって大きな喜びです。小学校での実務経験を生かして、より多くの子どもたちの学びにつながればと思います。

 

この職種に対する自身の経験、セールスポイント(その際、自分の選んだ養成内容に対してのセールスポイントも述べる)

私は、今回のボランティア活動で、大きく分けて二つの経験を生かしたいと考えています。

一つ目は、現任校での校内研修での経験です。現任校では、「一人ひとりが分かる授業づくり」をテーマに研修を進めています。課題解決をするのが難しい子を中心とした、視覚的な支援や、指示・発問の仕方を日々考えながら授業をしています。また、教師主導の授業ではなく、子どもたち中心の授業を目標にし、授業をしています。そこで特に私が取り入れているのは、学級づくりです。子どもたち中心の授業となるためには、「この仲間が好き」「ここのクラスは発表しても大丈夫」といったような安心感をまず作っていくことが必要だと思っています。そこで、お互いを認め合う活動をしたり、みんなで一つのミッションに挑戦するミニゲームなどをしたりしています。このような実務経験は、「子どもが主役の学習」をコンセプトのもと行っているプロジェクトに生かせると思います。

二つ目は、特別な支援の必要な子どもたちへの学習支援での経験です。そこでは主に土日、算数の学習を支援してきました。20名ほどの子どもたちが来ており、5名のスタッフで支援を行っていました。その日の終わりには必ずカンファレンスを行い、それぞれ自分が担当した子に行った指導方法を伝え合ったり、次はどのような活動をするかなど、毎回話し合ったりして、子どもたちのさらなる成長を目指して行ってきました。その話し合いで、たくさんのことを学べました。そこで特に感じたことは、自分一人では様々な支援を必要とする子どもたちを成長させることはできなかったということです。毎回の話し合いで、「このような方法があるのか」と自分の教え方に幅ができました。この経験を生かし、現地の人との対話を大切にしながら活動を進めていきます。

 

この職種に携わる際に想定される自身の弱点

実務経験の年数が少ないことが弱みになると思います。たくさんの子どもたちを見てきたわけではないので、教科指導や技法などにおいて、困ることがあると思います。しかし、その分、凝り固まった教育観が身についてなく、子どもたちの目線に立ち、思いを受け止めることができると思います。その都度、周りの人に相談をしながら問題に向き合い、現地の先生や子どもたちから学び、自分自身も成長したいです。

 

 

 

とにかく大事なことは

これが私の応募用紙です。とにかく大切なのは

 

①自分の思いをざくっとまとめる!

②自分の希望の要請内容に近づけて書く!

そして一番大切だと思うことは

③現地の人と一緒に成長したいということを伝える!

だと思います。

私たちは日本に生まれ、日本で育ち、日本のことしかわからない。

技術は技術だけれど、それを押し付けるのはおかしい。

その国の人たちが「いいな!」と思って

「やってみようか!」と実行し始めて

最後は「やったぞ、俺たちだけでできるぞ!」

そうやって自信を思ってやっていってほしいと私は考えています。

私たちはそれに対してできる限りのお手伝いをするだけ。

お手伝いをしながら、自分も一緒に成長していきたいと思っています。

私はそのような気持ちを込めて書きました。

 

考えは一つじゃない

と上↑のように応募用紙を公開しましたが、考えは一つではないと思います。

これから応募用紙に挑戦するみなさんは、

自分のできること、自分がしたいこと、帰国後にやりたいことを明確にイメージしながら書いていくといいと思います!

 

二次試験のことも書こうと思っています!

(が、需要はあるのだろうか……)

 

それではチャオ!

 

先輩隊員のブログ、おもしろいですよ!