ボリビア奮闘記ー小学校の先生、ボリビアへ行くー

2018年1次隊青年海外協力隊、ボリビア派遣。三重県の現職小学校教員です。日本の勤務校の子どもたちに見てもらうため、これから青年海外協力隊ボランティアを目指す教員の方に見ていただくためにブログを書いてます。ボリビアでの生活、活動をどんどん紹介します!

私が協力隊を目指したきっかけ

どうも、まーやです!

今日3月21日に書いていますが、このブログを見られるのは4月1日以降です。

(というのも、教員の協力隊での派遣は、人事異動に関わるからです)

さて!今回は、私が協力隊を目指したきっかけ

についてお話したいと思います。

知り合いに、

私「4月から休職して、青年海外協力隊としてボリビアへ行くんさ。」

と言うと、

「なんで協力隊に行こうと思ったの?」と必ずと言っていいほど聞かれます。

きっと協力隊あるあるなのでしょうね(笑)ここですべてお話しようと思います。

ではさっそくいってみよう!

 

私が「青年海外協力隊」を知ったのは・・・

初めて知ったのは、中学生の時でした。

夏休みの宿題で、JICA主催のエッセイコンテスト(?)のようなものがありました。

そこで初めて「青年海外協力隊」というものについて知りました。

(もしかしたら、小学校の時に学習したのかも知れませんが、認識したのはこの時です。)

その時に、

「海外で困っている人たちを助けるのか・・・。やってみたいな・・・。」

と、心の中で思ったことを今でも覚えています。

でも、その時の将来の夢は「学校の先生になる」ことだったので、とにかくその夢に向かって私は進んでいくこととなります。

 

大学で行ったタイでのこと

将来の夢へ向かってまっしぐらだった大学3年生。

大学の授業の一環で、タイへ行く機会がありました。

タイでは、いろいろな学校を回ってタイの教育を学んだり、タイの学生と交流したりということをしました。

とにかく私にとって新しいことばかりで本当に楽しい2週間でした。

しかし、楽しいだけではなく、いろいろと考えさせられる2週間でした。

 

考えたこと一つ目。

外国の教育事情をもっと知りたい!

とにかくそれを感じました。タイは同じアジアの国。でも、文化も習慣も違うため、やはり教育事情も違うわけです。お寺の住職さんが子どもたちに話をするという授業もあるんです。とても興味深かったです。外国の教育事情を知れば、自分が考えているよりももっと深い教員になれるんじゃないかと思いました。

 

考えたこと二つ目。

少しでも多くの子どもたちの学べる機会を保障したい!

一番感じたことでした。授業参観の後、夜は自由行動でした。ナイトマーケットに遊びに行ったときのことでした。片足しかない母親の横で一生懸命歌を歌ってお金を得ようとしている少女がいました。タイの学生に聞いてみると、「タイは貧富の差があり、学校へ行くことも難しい現状がある」ということでした。

その話を聞き、

「日本だけでなく、世界中の子どもたちが夢をもって、その夢に向かって一生懸命進んでいってほしい。」

そう思いました。夢を持つためには、いろいろなことを知ることが必要です。夢に向かって進むためには、進むための力が必要です。やはりそのために必要なのは

「教育の充実だ。」

と思いました。

自分は今、教育に関する仕事を希望している一人であること。

私の教育力はまだまだ小さいかもしれないけど、その力をどうにか世界の子どもたちに使えないか。

と考え始めました。

 

タイから帰国して・・・

タイから帰ってくると、とにかく調べまくりました。

 

海外ボランティアで短期でもいいから行ける方法はないか。

もし行くとしたらどれくらいの費用が掛かるのか。

 

頭の中にはそれしかないというくらい調べました。そこで、あるボランティアに出会います。

そう、青年海外協力隊でした。

あれ?どこかで聞いたことあるぞ?と思いました。

中学校の時に、「いつか、世界の困っている人たちを・・・。」と思っていた感情を思い出した瞬間でした。

ですが、その時は小学校教員を目指していましたので、受験は断念することになりました。

 

教員になった後

無事、採用試験も合格し、小学校教員として働くこととなりました。

毎日が本当に充実していて、幸せな日々を過ごしていました。

そんな教員4年目の夏休み、久しぶりに大学の友人と会うことになりました。

そこでまたあの時の気持ちがよみがえってくるとはこの時は思いもよらなかったです。

 

友人と食事をしながら話していると、友人はこう言い始めました。

 

「JICAって知ってる?実はそれを受けようと思って。

 実はもう受けたんだけど。今合格待ちなの。」

 

そこから、いろいろJICAのボランティアについて話をしました。

 

現職教員は退職をせずに受験できる制度があること

その制度を使えば、帰国後、自分の経験したことをまた子どもたちに還元できること

 

話しているうちに、大学3年の時に考えていたあの日々のことを思い出してきた自分がいました。

「やっぱり自分もやりたい

そういう気持ちが芽生えている自分がいました。

 

その後の私

「やっぱりやりたい。」と思い始めた私。

そしてやるからには、子どもたちに自分の経験を必ず還元したいと思いました。

 

「よし、現職教員特別参加制度を利用しよう!」

そう決めました。

 

そして、さらっと母親に友人との話をしたのです。

母「あぁ、中学校の時も言ってたなあ。あんたなら行くって言いそう。笑」

こんな感じに言われたと思います。

 

……もうこの時には、母は「この子は本当に行くんだろうな。」と思っていたのかもしれません。

 

今でも、簡単に自分だけで決めたらいけないことだったなと思います。

2年間も大事な家族や友だちと会えないのですから。

でも、協力隊を目指していったのは、間違いではないと感じています。

これから協力隊として活動していく中で、つらいこともあるでしょう。

しかし、もしあのときあきらめていたら、いつかきっと後悔するときが来るんだろうなと思います。

いろいろな人に迷惑をかけるけれど、自分が決めて進んできた道。

悔いはありません。

 

 

 

次回の投稿では、受験から合格、合格後のことについて話をしたいと思います。

出国の前には、家族への思いも綴れたらなと思います。

(家族もこのブログを見ているから恥ずかしいけれど・・・)

 

今回、長々とすみませんでした。

それでは、チャオ!